黒煙が天を焦がし、川岸に死体が次々と流れ着く―。1917年のロシア革命で共産主義のソビエト政府が誕生し、翌18年から日本が軍事介入したシベリア出兵について、
従軍した兵士が激戦の様子などを克明に記した手記を残していたことが22日、分かった。
混迷する状況を「日本に於ける戦国時代の如く」と表現。集落の焼き打ちや住民の銃殺も記すなど、極寒の地で極限まで高まった緊張を伝えている。
来年はシベリア出兵開始から100年の節目。海軍兵の手記の発見は珍しく、専門家は貴重な史料と評価している。
手記を書いたのは、岐阜県坂内村出身で、76年に84歳で亡くなった田辺和市さん。
シベリア出兵に従軍した田辺和市さんが「東西南北」と題して残した手記
配信 2017/6/22 09:30
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