将来生まれる子どもの遺伝病の発症確率を調べる遺伝子検査サービスで、検査を受けた男女カップルが意図せずに、将来発症する確率が高い遺伝病だと知らされる可能性があることがわかった。
発症前の遺伝病の診断は人生を左右しかねないため、日本医学会が慎重に実施する指針を定めている。検査サービスが医学会の指針から逸脱する恐れがある。
検査は、男女カップルの唾液で、両親から同じ遺伝子変異を受け継いだ時のみ子どもが発症する劣性遺伝子の有無を調べる。筋ジストロフィーなど1050種類の病気が対象で、遺伝子検査会社大手のジェネシスヘルスケア社(東京)が4月に臨床研究を開始。来年にも国内でサービス開始を計画している。
ところが検査項目の中に、遺伝性乳がん・卵巣がんなど、検査を受けた本人が高い確率で将来がんを発症する遺伝子が含まれていた。問題の遺伝子は少なくとも数種類あるとみられる。
(ここまで383文字 / 残り234文字)
2017年07月05日 07時10分読売新聞
http://sp.yomiuri.co.jp/science/20170704-OYT1T50162.html?from=ytop_ylist
発症前の遺伝病の診断は人生を左右しかねないため、日本医学会が慎重に実施する指針を定めている。検査サービスが医学会の指針から逸脱する恐れがある。
検査は、男女カップルの唾液で、両親から同じ遺伝子変異を受け継いだ時のみ子どもが発症する劣性遺伝子の有無を調べる。筋ジストロフィーなど1050種類の病気が対象で、遺伝子検査会社大手のジェネシスヘルスケア社(東京)が4月に臨床研究を開始。来年にも国内でサービス開始を計画している。
ところが検査項目の中に、遺伝性乳がん・卵巣がんなど、検査を受けた本人が高い確率で将来がんを発症する遺伝子が含まれていた。問題の遺伝子は少なくとも数種類あるとみられる。
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2017年07月05日 07時10分読売新聞
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