東京都の教育委員を務める首都大学東京の教授が、先月、飲食店で居合わせた客をたたくトラブルを起こし、13日付けで教育委員を辞職しました。
都の教育委員を辞職したのは、首都大学東京の大杉覚教授です。
都や大学によりますと、大杉教授は先月22日の夜、都内の飲食店で、居合わせた隣の男性客をたたくトラブルを起こしたとして、翌日、相手から大学に連絡があり、問題が発覚したということです。
大杉教授は大学に対し、「酒を飲んでいたので記憶は定かではないが、相手が申し出ているので否定はできない」などと話し、13日付けで教育委員の辞職願を都に提出し、同意されました。
大杉教授は、作家の乙武洋匡氏が任期途中で辞職したことに伴い、去年1月から都の教育委員を務めています。
都の教育委員は有識者など5人で構成され、都立高校をはじめとする公立学校の教育方針を決めます。教育委員の選任には都議会の同意が必要なことから、都は今後、後任の人選を進めることにしています。
また、首都大学東京も、大杉教授から事情を聞くなど調査を進め、必要があれば処分するということです。
配信 7月13日 16時40分
NHK NEWS WEB
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