スキージャンプの長野五輪金メダリスト、船木和喜さんは従来型の支援体制から飛び出し、
42歳のいまも現役選手として飛び続けている。アップルパイの販売を手がける経営者としても、
後進の支援に独自のスタイルを模索する。東京五輪が3年後に近づくなか、スポーツ選手を支え、
育てる体制は十分なのだろうか。
■パイの重さ、金メダルと同じ
――いま、年に十数回は全国の百貨店を回り、催事場でアップルパイを売っていますね。
山形の百貨店では冗談を交えて気さくに声をかけ、船木さんと知ったお客さんが驚いていました。
「ジャンプの後輩の就職先になればと、仲間と一緒に2008年に食品の卸を始めました。
故郷の北海道余市町産のリンゴを使って何かできないかな、と。
パイはつくるのに手間がかかるので、やる人は少なかった。競合しないので、入りやすかったですね」
――五輪金メダリストの肩書は、通用しますか。
続きはソース元
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170723-00000014-asahi-spo