子宮移植を検討=国内2例目のPT設置−名古屋第二赤十字
名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)は2日、子宮がないが出産を希望する女性への子宮移植に向け、
プロジェクトチーム(PT)を設置し検討を始めたと発表した。
同院によると、子宮移植PTの設置は、慶応大などのチームに続き国内2例目。
生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」や、がんなどで子宮を摘出した女性が対象。
同院によると、国内に計6万〜7万人いるとされる。現状では、遺伝的つながりのある子を持つには、
体外受精による代理出産があるが、国内では認められていない。同院第一産婦人科の山室理部長は
PTについて「(対象者に)出産の可能性という選択肢が増えるのは大きい」と話す。
想定では、母親ら親族から移植した子宮に、体外受精させた受精卵を入れて妊娠させ、帝王切開で出産。
出産後は子宮を摘出する。スウェーデンでは移植後、少なくとも5例で出産に成功しているという。
一方で、生命維持臓器でない子宮の移植に対する倫理的問題やドナーの負担の大きさなどの課題がある。
同院の産婦人科医や外部の医師らで構成するPTは、会合を月1回のペースで開き、
これらの課題について検討を進める。
(2017/08/02-18:08)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080200942&g=soc
名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)は2日、子宮がないが出産を希望する女性への子宮移植に向け、
プロジェクトチーム(PT)を設置し検討を始めたと発表した。
同院によると、子宮移植PTの設置は、慶応大などのチームに続き国内2例目。
生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」や、がんなどで子宮を摘出した女性が対象。
同院によると、国内に計6万〜7万人いるとされる。現状では、遺伝的つながりのある子を持つには、
体外受精による代理出産があるが、国内では認められていない。同院第一産婦人科の山室理部長は
PTについて「(対象者に)出産の可能性という選択肢が増えるのは大きい」と話す。
想定では、母親ら親族から移植した子宮に、体外受精させた受精卵を入れて妊娠させ、帝王切開で出産。
出産後は子宮を摘出する。スウェーデンでは移植後、少なくとも5例で出産に成功しているという。
一方で、生命維持臓器でない子宮の移植に対する倫理的問題やドナーの負担の大きさなどの課題がある。
同院の産婦人科医や外部の医師らで構成するPTは、会合を月1回のペースで開き、
これらの課題について検討を進める。
(2017/08/02-18:08)
時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080200942&g=soc