アップルペイ悪用し商品詐取の疑い 大阪府警など中国人留学生ら6人逮捕
米アップル社のiPhone(アイフォーン)向け電子決済サービス「アップルペイ」で、他人名義のクレジットカード情報を使って商品をだまし取ったとして、大阪府警が詐欺容疑などで中国籍の男2人を逮捕したことが10日、府警への取材で分かった。
埼玉県警も詐欺容疑で中国籍の男女4人を逮捕しており、大阪と埼玉の2グループに同じ海外の犯罪組織が指示していたとみて調べている。
府警によると、逮捕されたのは、いずれも留学生で大阪市平野区加美正覚寺、陳鋼(チェン・ガン)容疑者(23)と住居不定の20歳の男。
2人はインターネット上で知り合った人物から指示を受け、商品を購入する役割だったという。
2人の逮捕容疑は3月26、27日、大阪市と京都市の家電量販店で、日本人男女8人のカード情報を不正使用し、アップルペイを使ってデジタルカメラなど約730万円相当を購入したとしている。
いずれも容疑を認め、「日にちや店舗を指定され、アップルペイで決済するよう指示された」と供述しているという。
府警によると、アップルペイの利用にはカード発行会社の認証番号が必要だが、チェン容疑者らが名義人に成り済まし、「電話番号を変更した」などと偽って入手したとみられる。
2人は偽造カードを使ってたばこを大量に購入したとして、府警に詐欺容疑などで逮捕されていた。
産経west 2017.8.10 12:48
http://www.sankei.com/west/news/170810/wst1708100042-n1.html