http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011119981000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返す中、アメリカ国防総省は、ハワイ沖で中距離弾道ミサイルを撃ち落とす迎撃実験に成功したと発表し、防衛システムを強化していく立場を示しました。
アメリカ国防総省のミサイル防衛局は、30日ハワイ沖で、中距離弾道ミサイルを撃ち落とす迎撃実験を実施したと発表しました。
それによりますと、ハワイのカウアイ島から中距離弾道ミサイルを模した標的が打ち上げられ、この標的を、海上に展開したアメリカ海軍のイージス艦「ジョン・ポール・ジョーンズ」が探知、追跡したうえで搭載している艦対空ミサイル「SM6」で破壊したということです。
ミサイル防衛局のグリーブス局長は、声明で、「今回の実験は、弾道ミサイルを迎撃する能力強化に向けた重要な一歩だ。引き続き増大する脅威に打ち勝つためミサイル防衛の技術を向上させていく」として、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返す中、防衛システムを強化していく立場を示しました。
アメリカ軍は、イージス艦搭載の迎撃ミサイルとして今回の迎撃実験で使用したSM6とは別に、現在搭載しているSM3の新型で迎撃の範囲がさらに広い「SM3ブロック2A」の開発を進めていますが、この新型のミサイルを使ったことし6月の迎撃実験は失敗に終わっています。
8月31日 0時32分