筑豊高(直方市)生活デザイン科の生徒が「健康」をテーマに商品開発に取り組んできたジェラート(イタリア発祥の氷菓)4種類が完成し6日、市役所を訪れ壬生隆明市長に報告した。ジェラートは同日から市のふるさと納税の返礼品にもなった。
ジェラートは「かぼちゃとにんじん」「黒ごまきな粉の黒蜜がけ」「小松菜&フルーツヨーグルト」「梅酢味噌(みそ)みるく」の4種類。日本の「和(わ)」を意識し「和(なごみ)ジェラート」と名付けている。
商品開発は、生活デザイン科の課題研究として、2年前にスタート。市内の手作りジェラート店「CHICHIYA」代表の野崎幸子さん(36)が協力した。本年度は3年生の所村奈央さん(17)、外村美紗樹さん(18)ら7人が取り組み、自分たちで案を出し合い、試作を繰り返した。
所村さんらは「直方産の野菜を使い、老若男女に愛されるジェラートを心掛けた」という。試食した壬生市長も「健康にいいものばかりで、おいしい」と高く評価した。
価格は1個324円(税込み)を予定。28日の同校文化祭などで販売する。ふるさと納税の返礼品として40セット限定で、1万円以上の寄付を対象に4種類各2個が贈られる。
ジェラート作りに取り組んだ(左から)筑豊高の所村奈央さんと外村美紗樹さん、「CHICHIYA」の野崎幸子さん
配信 2017/10/07付
西日本新聞朝刊
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/364275/