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10月30日 18時10分
安倍総理大臣は日本を訪れているフィリピンのドゥテルテ大統領と30日夕方から会談していて、来月10日からASEAN=東南アジア諸国連合関連の首脳会議がフィリピンで開かれるのを前に、北朝鮮問題での緊密な連携を確認したい考えです。
会談は30日午後5時すぎから総理大臣官邸で始まり、会談の冒頭、安倍総理大臣はASEAN=東南アジア諸国連合関連の首脳会議に合わせて、来月中旬にフィリピンを訪問することを明らかにしたうえで、「ASEAN関連首脳会議の成功に向け、議長を務めるドゥテルテ大統領を全面的に支援していきたい」と述べました。
これに対し、フィリピンのドゥテルテ大統領は「今回の会談で、戦略的パートナーシップが再活性化され、両国に恩恵をもたらす関係の拡大に結びつくことを期待している」と述べました。
安倍総理大臣としては、ASEAN関連の首脳会議で議長を務めるドゥテルテ大統領との会談で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に最大限の圧力をかけるよう各国に呼びかけていくことなど、北朝鮮問題での緊密な連携を確認したい考えです。
また、会談では中国が海洋進出を強める南シナ海の情勢や、フィリピンのインフラ整備のために、今後5年間で行う1兆円規模の支援策などについても意見を交わしているものと見られます。
両首脳は会談後、共同記者発表に臨むことにしています。