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11月1日 5時44分
アフガニスタンの首都カブールにある大使館などが集まる地区で先月31日、男が身につけていた爆発物を爆発させる自爆テロがあり、これまでに4人が死亡しました。
アフガニスタンの内務省によりますと、31日夕方、首都カブールの大使館などが集まる地区、通称「グリーンゾーン」の通りの1つで、若い男が身につけていた爆発物を突然、爆発させました。
この自爆テロで、これまでに爆発に巻き込まれた住民4人が死亡し、13人がけがをしたということです。現場近くにはオーストラリアの大使館がありますが、警察によりますと、被害などは確認されていないということです。
この地区では、ことし5月にも大量の爆発物を積んだ車両が爆発するテロ事件が発生し、150人以上が死亡しています。今回の自爆テロについて、過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのあるアマーク通信は、大使館がある地区で自爆テロが行われたと伝え、ISによる犯行だと主張しています。
ISは、シリア北部のラッカが制圧されたものの、アフガニスタンでは、ISの地域組織によるテロが依然として活発で、治安の悪化に歯止めがかかっていません。