http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171104/k10011210501000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_019
11月4日 18時05分
南海トラフ巨大地震で津波の大きな被害が懸念される徳島県美波町で、災害に強い通信技術を活用して、住民の安否を確認する実証実験が行われました。
実験は、南海トラフ巨大地震で最大でおよそ10メートルの高さの津波が押し寄せると想定される徳島県美波町の日和佐地区で行われました。
実験には、住民など100人余りが参加し、タグ型のセンサーを持って避難しました。地区内には、およそ50か所に中継器が設置され、センサーを無線で感知して位置情報をリアルタイムで確認できるようにしました。
「IoT」と呼ばれる技術を活用したこのシステムは、災害で既存の通信網が被災しても使用できるということで、参加した住民は、スマートフォンで家族がどこに避難したのかを確認していました。また、町役場では、それぞれの避難場所に何人の参加者が避難したかや、避難ルートなどを把握できるか検証していました。
実験を行った美波町や徳島文理大学などは実験の結果を詳しく分析するなどして、今回のシステムを来年度中に実用化したいとしています。
徳島文理大学の床桜英二教授は「災害時に停電などが起きても使うことができる独自の通信網を整備して地域の防災力の向上につなげたい」と話していました。
11月4日 18時05分
南海トラフ巨大地震で津波の大きな被害が懸念される徳島県美波町で、災害に強い通信技術を活用して、住民の安否を確認する実証実験が行われました。
実験は、南海トラフ巨大地震で最大でおよそ10メートルの高さの津波が押し寄せると想定される徳島県美波町の日和佐地区で行われました。
実験には、住民など100人余りが参加し、タグ型のセンサーを持って避難しました。地区内には、およそ50か所に中継器が設置され、センサーを無線で感知して位置情報をリアルタイムで確認できるようにしました。
「IoT」と呼ばれる技術を活用したこのシステムは、災害で既存の通信網が被災しても使用できるということで、参加した住民は、スマートフォンで家族がどこに避難したのかを確認していました。また、町役場では、それぞれの避難場所に何人の参加者が避難したかや、避難ルートなどを把握できるか検証していました。
実験を行った美波町や徳島文理大学などは実験の結果を詳しく分析するなどして、今回のシステムを来年度中に実用化したいとしています。
徳島文理大学の床桜英二教授は「災害時に停電などが起きても使うことができる独自の通信網を整備して地域の防災力の向上につなげたい」と話していました。