日本私立大学連盟(会長=鎌田薫・早稲田大総長)は20日、企業が採用時に実施する1日限りのインターンシップ(就業体験)について、「ワンデーインターンシップ」との呼称をやめるよう経済団体などに求める提言を発表した。「就業体験とは名ばかりで、実質的な選考の場となっているケースが多い」としている。
提言では、ワンデーインターンの半数近くが会社見学や説明会に過ぎず、企業の囲い込みの手段となっている事例があると指摘。「学生に無用の混乱と負担を招いている」とし、本来のインターンと明確に分離するべきだとした。
経団連は2019年卒の採用についての指針で、会社説明会を来年3月解禁、選考は同6月解禁と定めている。インターンについては「選考活動につながるような1日限りのプログラムは実施しない」とした。
だが、学生優位の「売り手市場… 残り:304文字/全文:651文字
配信2017年11月20日18時29分
朝日新聞デジタル
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