http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171125/k10011234881000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_014
11月25日 4時43分
三菱マテリアルは検査データの改ざん問題で24日記者会見し、子会社が不正を把握しながらおよそ8か月にわたって出荷を続けていたことを明らかにしました。会社側は不正の具体的な原因や経緯については調査中だとしてほとんど明らかにしておらず、年内をめどに公表するとしています。
この問題は、三菱マテリアルの2つの子会社がゴム製品と銅製品の一部で強度などの検査データを改ざんして出荷していたもので、出荷先は航空機や自動車のメーカーなど合わせて258社に上る可能性があります。
三菱マテリアルは24日記者会見を開き、子会社が最初に不正を把握したのはことし2月だったにもかかわらず、その後も先月までおよそ8か月にわたって出荷を続けていたことを明らかにしました。
これについて会社側は、製品の数が多くデータを改ざんした製品を特定するのに時間がかかったためだと説明しています。
また改ざんの背景や始まった時期、組織ぐるみだったかどうかなど、不正の具体的な原因や経緯については調査中だとして、ほとんど明らかにしませんでした。
会社は弁護士を含む調査委員会で詳しい調査を進め、年内をめどに公表するとしていますが、メーカーとしての信頼性が厳しく問われることになりそうです。