弘前市が公開したスタンディングワークの様子(22日、弘前市で)
青森県弘前市は「働き方改革」の一環として、イスに座らないで立ったまま会議を行う「スタンディングワーク」を導入した。
22日、会議の模様を報道陣に公開した。
市は庁舎内に、ディスプレーや、書き込んだ内容を電子データに変換して記録できる「コピーボード」を備えたスタンディング会議室を2室設けた。10月中旬から、これらの会議室で立ったまま、会議している。
市によると、スタンディングワークを導入した目的は、会議時間の短縮や事務の効率化、ペーパーレス化、健康増進など。会議時間を「約1時間以内」と決め、資料は配布せずに中央のディスプレーに映し出す。個々人はメモを取らずに、書記役が代表してコピーボードにメモを書き出し、電子化したものを共有する。また、立ち続けることで、健康面の効果に期待できるという。
この日の公開会議に参加した山本昇副市長は「顔を上げたまま話し合えるので、会議に集中できる。まったく同じメモを全員が共有できるのもいい」と話した。
2017年11月27日 14時56分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171127-OYT1T50023.html