法人税約5900万円を脱税したとして、大阪国税局が法人税法違反などの罪で、中堅分譲マンション販売「信和建設」(大阪市)と、同社の前田裕幸前社長(50)を告発していたことが28日分かった。重加算税は約2千万円に上るとみられる。大阪地検は近く前社長を在宅起訴する見通し。
関係者によると、同社は平成27年12月末までの2年間に、架空の工事の外注費を計上するなどし法人所得約2億3千万円を隠したとされる。
前田前社長は、知人を通じ、取引先を装った複数の個人らに、マンション建設工事などに絡む架空の外注請求書を発行させるよう依頼。信和側がいったん相手先口座に請求額を入金後に知人が集金して現金の大部分を手渡しでキックバックさせていた。
大阪国税局が調査を始めて以降の29年6月、前社長は代表を辞任。現在は、同社グループの持ち株会社の代表を務めている。信和建設の幹部は「厳粛に受け止め、再発防止に努める」としている。
配信2017.11.29 03:00
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171129/wst1711290007-n1.html
関係者によると、同社は平成27年12月末までの2年間に、架空の工事の外注費を計上するなどし法人所得約2億3千万円を隠したとされる。
前田前社長は、知人を通じ、取引先を装った複数の個人らに、マンション建設工事などに絡む架空の外注請求書を発行させるよう依頼。信和側がいったん相手先口座に請求額を入金後に知人が集金して現金の大部分を手渡しでキックバックさせていた。
大阪国税局が調査を始めて以降の29年6月、前社長は代表を辞任。現在は、同社グループの持ち株会社の代表を務めている。信和建設の幹部は「厳粛に受け止め、再発防止に努める」としている。
配信2017.11.29 03:00
産経WEST
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