京都の冬の味覚「千枚漬け」がピンチです。材料となる「聖護院かぶら」が高騰しているためだということなんですが、なぜなのでしょうか?
冬の始まりとともにピークを迎える千枚漬の漬け込み作業。しゃきっとした歯ざわりとほんのり甘い味わいで、まさに京都の冬の味覚。いまが食べごろのはずですが…。京都市内にある漬物店では、千枚漬けに異変が起こっていました。
「11月末から12月までかぶらがなくて、右往左往して探した状況が続いています」(京つけものもり 森義治社長)
材料となる聖護院かぶらが例年のようには手に入らないというのです。入荷できる量は例年の半分程度、しかも仕入れ価格は3倍以上に高騰しているといいます。
Q.売り値は?
「変えられないんですよ。本来であればこの時期すべて亀岡のものですが、いまは滋賀県からも入れ、亀岡からも入れ、たまたま自家農園を亀岡でやっているのでそこのかぶらで対応している」(京つけものもり 森義治社長)
一番の稼ぎ時。聖護院かぶらに一体何が起きたのでしょうか?一大生産地の京都府亀岡市に行ってみると…原因は10月の台風21号。農家の木村良徳さんによると、台風の影響で聖護院かぶらの成長が遅れたというのです。
「長雨の後に台風が来たのでそれが影響していて。台風で寝ちゃうんですよ。強風で。それで根が切れて成長が遅れている」
例年と今年の平均的なサイズを比べると一目瞭然です。大きさは足りませんが味はというと…
「しゃきしゃきで、辛いとかはないですね、すごく甘くて美味しいです」(鹿毛裕輝記者リポート)
例年並みの大きさになるのを待つと今度は水分が低下して、千枚漬けには適さなくなるといいます。お歳暮にもおせちにも使われる千枚漬け。農家も漬物店も厳しい状況が続いています。
配信12/08 19:56
MBSニュース
http://www.mbs.jp/news/sp/kansai/20171208/00000068.shtml
冬の始まりとともにピークを迎える千枚漬の漬け込み作業。しゃきっとした歯ざわりとほんのり甘い味わいで、まさに京都の冬の味覚。いまが食べごろのはずですが…。京都市内にある漬物店では、千枚漬けに異変が起こっていました。
「11月末から12月までかぶらがなくて、右往左往して探した状況が続いています」(京つけものもり 森義治社長)
材料となる聖護院かぶらが例年のようには手に入らないというのです。入荷できる量は例年の半分程度、しかも仕入れ価格は3倍以上に高騰しているといいます。
Q.売り値は?
「変えられないんですよ。本来であればこの時期すべて亀岡のものですが、いまは滋賀県からも入れ、亀岡からも入れ、たまたま自家農園を亀岡でやっているのでそこのかぶらで対応している」(京つけものもり 森義治社長)
一番の稼ぎ時。聖護院かぶらに一体何が起きたのでしょうか?一大生産地の京都府亀岡市に行ってみると…原因は10月の台風21号。農家の木村良徳さんによると、台風の影響で聖護院かぶらの成長が遅れたというのです。
「長雨の後に台風が来たのでそれが影響していて。台風で寝ちゃうんですよ。強風で。それで根が切れて成長が遅れている」
例年と今年の平均的なサイズを比べると一目瞭然です。大きさは足りませんが味はというと…
「しゃきしゃきで、辛いとかはないですね、すごく甘くて美味しいです」(鹿毛裕輝記者リポート)
例年並みの大きさになるのを待つと今度は水分が低下して、千枚漬けには適さなくなるといいます。お歳暮にもおせちにも使われる千枚漬け。農家も漬物店も厳しい状況が続いています。
配信12/08 19:56
MBSニュース
http://www.mbs.jp/news/sp/kansai/20171208/00000068.shtml