大阪大学で不正アクセス 約7万人分の個人情報流出
12月13日 12時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171213/k10011257041000.html
大阪大学は、学内のネットワークに不正なアクセスを受け、教職員や学生の氏名やメールアドレスなど、少なくともおよそ7万人分の個人情報が流出したと発表しました。
これは13日、大阪大学が会見を開いて発表しました。
大学によりますと、ことし5月から7月にかけて、学内で使うパソコンのネットワークに不正なアクセスがあり、教職員や学生の氏名やメールアドレスなど、およそ7万人分の個人情報がダウンロードされた形跡が見つかったということです。
また、このほかに教職員向けのシステムにも不正なアクセスがあり、職員の給与情報や電話番号など、およそ1万1500人分の個人情報が外部から閲覧できる状態だったということです。医学部附属病院の患者の情報は含まれていないということです。
原因は、教員が使っていたIDやパスワードが流出したためと見られ、大学では学外の関係者に個別に謝罪したということです。
大阪大学では、ことし6月にも大学院医学系研究科で、患者およそ200人分の個人情報が外部に流出したおそれがあるとして、謝罪しています。
大阪大学の鬼澤佳弘理事は「極めて重要な問題と受け止め、再発防止を図りたい。関係者に多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」と述べました。