◆県内でも詐欺未遂発生
特殊詐欺被害が後を絶たない中、電子決済サービス「ペイジー」を悪用した新手の詐欺が出始めている。現金自動預払機(ATM)を使い、電子マネーの購入代金などを肩代わりさせる手口だ。全国各地で発生し、岐阜県内でも11月に“未遂”が起きた。県警生活安全総務課は「無人のATMは人目が届かず、他人に気付いてもらえないため、被害に遭う可能性が高い」と注意を呼び掛けている。
ペイジーは、公共料金などをネットバンキング上で支払うことのできるサービスで、県内ではゆうちょ銀行やメガバンクなどが取り扱っている。
同課によると、犯人は通販サイトなどで電子マネーを購入し、ペイジーでの支払い番号を入手する。併せて、偽のコンテンツ利用料を請求するメールなどで信じ込ませた被害者にその番号を伝え、ATMに誘導して支払わせているとみられる。
10月中旬以降、東海や関東、九州地方で被害が目立つようになった。県内では11月上旬、各務原市の20代女性が同様の手口で番号を伝えられ、郵便局のATMで支払うよう指示された。支払う直前に家族に相談して詐欺と分かり被害は免れた。
同課は、日本郵便東海支社に依頼して県内のATM約500カ所に注意喚起チラシを貼るなどして被害防止を呼び掛けており、「身に覚えのない請求は真っ先に警察に相談してほしい」と話している。
岐阜新聞 2017年12月18日08:17
特殊詐欺被害が後を絶たない中、電子決済サービス「ペイジー」を悪用した新手の詐欺が出始めている。現金自動預払機(ATM)を使い、電子マネーの購入代金などを肩代わりさせる手口だ。全国各地で発生し、岐阜県内でも11月に“未遂”が起きた。県警生活安全総務課は「無人のATMは人目が届かず、他人に気付いてもらえないため、被害に遭う可能性が高い」と注意を呼び掛けている。
ペイジーは、公共料金などをネットバンキング上で支払うことのできるサービスで、県内ではゆうちょ銀行やメガバンクなどが取り扱っている。
同課によると、犯人は通販サイトなどで電子マネーを購入し、ペイジーでの支払い番号を入手する。併せて、偽のコンテンツ利用料を請求するメールなどで信じ込ませた被害者にその番号を伝え、ATMに誘導して支払わせているとみられる。
10月中旬以降、東海や関東、九州地方で被害が目立つようになった。県内では11月上旬、各務原市の20代女性が同様の手口で番号を伝えられ、郵便局のATMで支払うよう指示された。支払う直前に家族に相談して詐欺と分かり被害は免れた。
同課は、日本郵便東海支社に依頼して県内のATM約500カ所に注意喚起チラシを貼るなどして被害防止を呼び掛けており、「身に覚えのない請求は真っ先に警察に相談してほしい」と話している。
岐阜新聞 2017年12月18日08:17