乾癬治療、新しい飲み薬が四半世紀ぶり登場…副作用少なく
2018年1月24日
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180123-OYTET50015/
皮膚にかさぶたのような発疹が広がる 乾癬かんせん の新しい飲み薬が昨年、約25年ぶりに登場した。従来の飲み薬と違い、重い副作用が少ないのが特徴とされる。横浜市に住む会社役員の男性(51)は、新しい飲み薬に変えたところ、副作用の高血圧や腎機能低下から解放された。
(米山粛彦)
■ 見た目の問題…生活上の苦労が深刻
乾癬は、厚く硬い発疹が頭や肘、脚などに広がり、ぼろぼろとはがれるのが主な症状。かゆみを伴ったり、爪が変形したりする場合もある。
なりやすい体質に、肥満や糖尿病、ストレス、風邪といった要因が重なって発病すると考えられ、患者は国内で約40万人とされる。
他人には感染しないが、患者にとっては、見た目の問題から生じる生活上の苦労が深刻だ。例えば、症状を見られないようにと外出を避ける、落ちた皮膚が目立つため黒っぽい服を着られない、などの問題がある。
皮膚は、表面で新しい細胞が作られ、通常は約1か月のサイクルで古い細胞と入れ替わる。
乾癬を発病すると、免疫細胞の異常で炎症が起こり、新しい細胞が過剰に増殖するため、そのサイクルは4〜5日に短縮する。その結果、細胞が重なってふくらみ発疹となり、古い細胞ははがれ落ちる。
>>2以降へ続く
2018年1月24日
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180123-OYTET50015/

皮膚にかさぶたのような発疹が広がる 乾癬かんせん の新しい飲み薬が昨年、約25年ぶりに登場した。従来の飲み薬と違い、重い副作用が少ないのが特徴とされる。横浜市に住む会社役員の男性(51)は、新しい飲み薬に変えたところ、副作用の高血圧や腎機能低下から解放された。
(米山粛彦)
■ 見た目の問題…生活上の苦労が深刻

乾癬は、厚く硬い発疹が頭や肘、脚などに広がり、ぼろぼろとはがれるのが主な症状。かゆみを伴ったり、爪が変形したりする場合もある。
なりやすい体質に、肥満や糖尿病、ストレス、風邪といった要因が重なって発病すると考えられ、患者は国内で約40万人とされる。
他人には感染しないが、患者にとっては、見た目の問題から生じる生活上の苦労が深刻だ。例えば、症状を見られないようにと外出を避ける、落ちた皮膚が目立つため黒っぽい服を着られない、などの問題がある。
皮膚は、表面で新しい細胞が作られ、通常は約1か月のサイクルで古い細胞と入れ替わる。
乾癬を発病すると、免疫細胞の異常で炎症が起こり、新しい細胞が過剰に増殖するため、そのサイクルは4〜5日に短縮する。その結果、細胞が重なってふくらみ発疹となり、古い細胞ははがれ落ちる。
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