【エルサレム時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、米英当局者らの話として、イスラエルが過去2年以上にわたり隣国エジプト東部のシナイ半島で、過激派組織「イスラム国」(IS)対策で100回以上の空爆を実施したと報じた。同紙は両国が「共通の敵との戦いで秘密の同盟関係にある」と指摘している。
シナイ半島ではIS傘下の「ISシナイ州」によるテロが頻発。エジプトのみならず、国境地帯の治安を安定させたいイスラエルにとっても脅威となっている。
空爆はエジプトのシシ大統領の了承を得て行われた。ただ、パレスチナ問題を抱えるイスラエルとの協力はエジプト世論の反発を招きかねず、大統領は軍と情報当局の一部にしか空爆について明らかにしていないという。
(2018/02/04-06:43)
時事ドットコム
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