http://www.asahi.com/articles/ASL2622KJL26UHBI002.html
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、欧州議会に出席し、ビットコインなどの仮想通貨について「非常にリスクのある資産とみなすべきだ」と警告した。そのうえで、欧州の銀行が仮想通貨を保有することで、金融システムに与えるリスクの大きさを調べていることを明らかにした。
ドラギ氏は議員からの質問に答える中で、仮想通貨について「(価格が)非常に変動しやすく、投機的だ」と指摘。銀行に対して保有する仮想通貨のリスクをしっかりと把握する必要性を呼びかけた。
今のところ、ECBが監督する欧州の銀行については「仮想通貨への関心は限られている」としたが、米大手商品取引所でビットコインの先物取引が始まり、銀行が仮想通貨への投資を増やす可能性もあるとして、金融システムに与える影響を注視していく考えを示した。(ロンドン=寺西和男)
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、欧州議会に出席し、ビットコインなどの仮想通貨について「非常にリスクのある資産とみなすべきだ」と警告した。そのうえで、欧州の銀行が仮想通貨を保有することで、金融システムに与えるリスクの大きさを調べていることを明らかにした。
ドラギ氏は議員からの質問に答える中で、仮想通貨について「(価格が)非常に変動しやすく、投機的だ」と指摘。銀行に対して保有する仮想通貨のリスクをしっかりと把握する必要性を呼びかけた。
今のところ、ECBが監督する欧州の銀行については「仮想通貨への関心は限られている」としたが、米大手商品取引所でビットコインの先物取引が始まり、銀行が仮想通貨への投資を増やす可能性もあるとして、金融システムに与える影響を注視していく考えを示した。(ロンドン=寺西和男)