溶かしたチョコレートは温度管理に気を付けて固めれば美味しい状態を保つ事ができ、溶けやすく固まりやすい特長から造形的に扱いやすい素材かもしれません。
そんなチョコレートを巡り、毎年バレンタインデーにはちょっと変わったチョコレートがネット上を賑わせますが、近年筆者が注目しているのは、歯科技工士や歯科衛生士など歯科関係者による手作りチョコ。毎年腕を競うがごとくネットに色んな歯型のチョコレートが投稿されているのです。
勿論今年も挑戦者がいらっしゃいました!今年ピカイチ目立っていたのが、歯科衛生士であるsaaaa?さんが作ったチョコレート。素材はちゃんとチョコレートなんです。総入れ歯ではありません。
「こんなのもらっても歯科関係者しか喜ばないであろうチョコを作った。抹茶チョコなんか使ったら更に楽しかったかもね。ミラーレス一眼で撮ったら哀愁すら漂う」とその総入れ歯なチョコレートの写真をツイッターに投稿。
このピンクの部分、あの口の中にはめ込んで歯茎にかぶせるあの部分よね?で、そこから生えている歯、歯の模型並みにきれいな歯並び。色も歯の色合い……?
総入れ歯チョコ、saaaaさんによるとピンクはイチゴチョコ、歯はホワイトチョコでできているという事で100%食べられる仕様。気になる型取りはいったいどうやって?と思ったら何とこんな形の製氷トレイがあるんだとか。世の中いろんな形の製氷トレイがあるものなんだなぁと妙な感心をしてしまったのですが、歯科衛生士のsaaaaさん、この形を見て職業柄血がうずいたそう。普段はバレンタインにチョコなんて作らないそうですが今回このトレイが手に入ったことで作ってみたい気持ちに火が付いたようです。きちんとテンパリングしたチョコを歯の部分に流し込み、固まってから歯肉の部分にイチゴチョコを流して固めて仕上げたそう。
ちなみに、歯科関係者の人にはこのチョコレートは大変受けが良かった模様ですが、一般の人には……お察しください。まぁ食べるの勇気いりますよね。
2018年2月15日 13時29分 おたくま経済新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/14304923/
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