https://www.kochinews.co.jp/sp/article/163005
仏料理でアユ売り出せ よって西土佐 プロと開発 四万十市
(2018.02.25 08:20)
高知県四万十市西土佐江川崎の道の駅「よって西土佐」が、天然アユをオリーブオイルで煮た「アユのコンフィ」の販売準備を進めている。林大介駅長の「四万十のアユの価値を高めたい」との思いに、地域外のプロ料理人やワイン研究家が協力して商品化を進めた。フランス料理の新しい切り口で、川魚の代表格を全国に発信する。
四万十川産のアユは清流のネームバリューと合わさり、観光客にも需要が高い。ただ、川漁師の後継者不足や、漁獲量減といった不安な面もある。2016年春のオープン以来、山川の天然の幸を売り出す「よって―」には、天然アユの味をいま一度全国に広めたい思いがあった。
コンフィはオイルや砂糖で食材を低温調理して保存性を高めるフランスの調理法。昨夏、西土佐の食材を使った料理イベントで交流があった東京都港区のレストラン「CROSS(クロス) TOKYO(トーキョー)」が商品化に手を貸し、シェフが試作を繰り返した。
200グラム以上、25センチ前後の良型だけを使う。ハーブを加えたオイルの中に入れて7〜8時間煮込み、身をやわらかくする。アユがのみ込んだ砂が食感を台無しにしないよう、内臓は丁寧に取り除く。
道の駅でレシピを再現するのは、商品開発担当の地域おこし協力隊、村田泰弘さん(25)。塩焼きや甘露煮が定番だが、村田さんは「ハーブと共にアユの香りが残っている。新しいテイストで挑戦できて楽しみ」。
4月以降の本格販売を視野に、まずは3月9日までクラウドファンディングのサイト「FAAVO(ファーボ)高知」で予約を受け付ける。1匹3千円、ワインセット5千円など。ワイン研究家らの助言を受けて道の駅スタッフが「一番コンフィに合う」と選んだのは、フランス・ロワール川流域で造られた白ワインという。
目標額は100万円で、東京や四万十市で西土佐ファンを集めた記念イベントも計画している。林駅長は「一つのごちそうとして食べてもらい、アユの価値を見直してもらえたら」と話している。
パスタとの相性もいいアユのコンフィ(四万十市西土佐江川崎)
仏料理でアユ売り出せ よって西土佐 プロと開発 四万十市
(2018.02.25 08:20)
高知県四万十市西土佐江川崎の道の駅「よって西土佐」が、天然アユをオリーブオイルで煮た「アユのコンフィ」の販売準備を進めている。林大介駅長の「四万十のアユの価値を高めたい」との思いに、地域外のプロ料理人やワイン研究家が協力して商品化を進めた。フランス料理の新しい切り口で、川魚の代表格を全国に発信する。
四万十川産のアユは清流のネームバリューと合わさり、観光客にも需要が高い。ただ、川漁師の後継者不足や、漁獲量減といった不安な面もある。2016年春のオープン以来、山川の天然の幸を売り出す「よって―」には、天然アユの味をいま一度全国に広めたい思いがあった。
コンフィはオイルや砂糖で食材を低温調理して保存性を高めるフランスの調理法。昨夏、西土佐の食材を使った料理イベントで交流があった東京都港区のレストラン「CROSS(クロス) TOKYO(トーキョー)」が商品化に手を貸し、シェフが試作を繰り返した。
200グラム以上、25センチ前後の良型だけを使う。ハーブを加えたオイルの中に入れて7〜8時間煮込み、身をやわらかくする。アユがのみ込んだ砂が食感を台無しにしないよう、内臓は丁寧に取り除く。
道の駅でレシピを再現するのは、商品開発担当の地域おこし協力隊、村田泰弘さん(25)。塩焼きや甘露煮が定番だが、村田さんは「ハーブと共にアユの香りが残っている。新しいテイストで挑戦できて楽しみ」。
4月以降の本格販売を視野に、まずは3月9日までクラウドファンディングのサイト「FAAVO(ファーボ)高知」で予約を受け付ける。1匹3千円、ワインセット5千円など。ワイン研究家らの助言を受けて道の駅スタッフが「一番コンフィに合う」と選んだのは、フランス・ロワール川流域で造られた白ワインという。
目標額は100万円で、東京や四万十市で西土佐ファンを集めた記念イベントも計画している。林駅長は「一つのごちそうとして食べてもらい、アユの価値を見直してもらえたら」と話している。
パスタとの相性もいいアユのコンフィ(四万十市西土佐江川崎)