宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東京大、慶応大は26日、X線天文衛星「ひとみ」の宇宙望遠鏡の技術を使って、医療用の顕微鏡を開発すると発表した。従来の約50倍の精度で、腫瘍(しゅよう)内からがん細胞のもととなる「がん幹細胞」を見分けることを目指す。2〜3年以内に試作機の完成を目指す。
がん幹細胞は、がん細胞を生み出すとされるが、腫瘍の中で周囲の細胞との区別が難しく、現在の顕微鏡では生きた動物のなかで観察できなかった。
体内で観察するには、がん幹細胞にだけくっつく化合物と組み合わせた放射性同位元素を作り、X線を検出する高精度な顕微鏡で、体内での位置を突き止める必要がある。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180327-00000098-asahi-soci
がん幹細胞は、がん細胞を生み出すとされるが、腫瘍の中で周囲の細胞との区別が難しく、現在の顕微鏡では生きた動物のなかで観察できなかった。
体内で観察するには、がん幹細胞にだけくっつく化合物と組み合わせた放射性同位元素を作り、X線を検出する高精度な顕微鏡で、体内での位置を突き止める必要がある。
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