来日中の中国の王毅国務委員兼外相は16日夜、東京都内で共同通信の取材に応じ、日朝首脳会談の実現に向けた対話について「当然支持する」と表明した。日本人拉致問題の解決を目指す日本の姿勢にも理解を示した。
3月下旬に中朝首脳会談を実現させた中国の習近平指導部が朝鮮半島の非核化を巡る交渉主導に意欲を見せる中、日朝の対話も後押しする立場を示した格好だ。
日本政府は、米韓両国に北朝鮮との首脳会談で拉致問題の解決を提起するよう要請。王氏は、16日までの安倍晋三首相や河野太郎外相との会談で拉致問題について話し合ったと明らかにし、日本側から協力要請があったことを示唆した。
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