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5月3日 7時17分
アメリカの電気自動車メーカーのテスラは、ことし3月までの3か月間の決算を発表し、売り上げは大きく増えたものの、開発や生産にかかるコストが膨らんだことから、最終的な損益は過去最大の赤字となりました。
テスラが2日に発表したことし1月から3月までの3か月間の決算によりますと、売り上げは電気自動車の販売台数が伸びたことから34億ドル(およそ3750億円)となり、前の年の同じ時期に比べて26.4%増えました。
一方、最終的な損益は、開発や生産にかかるコストが膨らんだことから7億ドル(およそ780億円)と過去最大の赤字になりました。
テスラは去年7月、ほかの車種よりも割安な新型車「モデル3」の納車を始めましたが、計画どおりに量産できていません。
3月末までに新型車を1週間に2500台生産することを目標にしていましたが、実際には2000台余りでした。
それでも今回、ことし6月末までに1週間に5000台生産するという目標は据え置きました。
新型車を量産できるかが経営に不可欠になっていますが、テスラは「バッテリーの生産の遅れが問題だったが、おおむね乗り越えた」とコメントし、今後は生産目標を達成できるという見通しを示しています。