https://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/f_toshiken/article/417211/
はしか感染者が9人確認されている県は17日、感染者と同じ病院に居合わせた人や家族ら
県内の経過観察対象者が福岡都市圏を中心に900人を超えることを明らかにした。
県は感染者が利用した春日市の病院など医療機関6カ所を訪れた人らに、はしかに感染していないか
毎日電話で確認するなどしている。対象者は900人超としているが、家族ら周辺の状況まで詳細に
把握できていないケースもあるという。高熱や発疹の症状が現れた場合はまず医療機関に連絡し、
受診の際は公共交通機関の利用を避けるよう呼び掛けている。
県内のはしか感染者9人のうち3人が確認されている福岡市は同日、市内の医療関係者ら12人を集めた
「市感染症危機管理専門委員会」の麻しん部会を市役所で開いた。同部会は「予防行動をしっかり取れば
収束できる段階」との認識で一致した。</p><p> 委員からは対策として▽せきや高熱ならまずマスク着用
▽定期予防接種対象の1歳と小学校に入る前年の早期の接種を促す▽保育園や学校の職員など
感染拡大リスクの高い人の予防接種を推奨−などの声が上がった。定期接種のワクチンは確保できているという。