https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180619/k10011485831000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012
非常に激しい雨「線状降水帯」で数時間降り続くおそれ
2018年6月20日 0時33分
活発な前線の影響で、九州北部で局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降っています。西日本と東海では20日夕方にかけて非常に激しい雨が降り、特に九州や四国の太平洋側では、同じような場所に数時間、降り続くおそれがあり、気象庁は土砂災害や川の急な増水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、九州付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になっていて、九州北部に発達した雨雲がかかっています。
午前0時までの1時間には、大分県が別府市に設置した雨量計で54ミリの非常に激しい雨を観測したほか、大分県由布市で40ミリの激しい雨が降りました。
前線は次第に北上し、活動がさらに活発になる見込みで西日本と東海では、20日夕方にかけて局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り続くおそれがあります。
特に九州と四国の太平洋側では、発達した雨雲が線状に連なる「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じような場所に数時間、降り続くおそれがあります。
20日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで九州南部と四国、近畿で250ミリ、九州北部で200ミリ、東海で160ミリと予想され、その後、20日夕方から21日夕方までの24時間には九州南部でさらに100ミリから200ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の急な増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
また、18日に発生した大阪府北部を震源とする地震で揺れの強かった地域では、20日の明け方から昼すぎにかけて局地的に雷を伴い1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
20日夕方までの24時間に降る雨の量は、多いところで150ミリと予想されています。地震の揺れで地盤が緩んでいるところでは、少しの雨でも土砂災害が起きるおそれがあり、十分注意が必要です。
大阪 高槻ではビニールシート配布
近畿地方はこれから雨が強まるおそれがあり、18日の地震で震度6弱の揺れを観測した大阪 高槻市では、雨漏りを防ぐためのシートが配布され、早速住宅に取り付けていました。
18日の地震で大阪 高槻市では、住宅の屋根瓦が落ちたり壁に亀裂が入ったりする建物の被害が50件余り確認されていて、市は雨漏りを防ぐためのシートを3000枚用意して住民に配っています。
近畿地方では19日午後から断続的に雨が降っていて、このあとさらに強まると予想され、高槻市芝生町の「総合スポーツセンター」には近くの人が次々と訪れてシートを受け取っていました。
このうち72歳の母親と2人で暮らしているという松浦哲也さん(45)の住宅は、2階建ての建物の外壁に長さ2メートルほどの亀裂が入ったということです。
松浦さんは、はしごを使って20分ほどかけてシートをかぶせひもでくくりつけていました。
松浦さんは「余震も怖いですが、このあとの雨が不安です。応急処置ではありますが、少しでも雨が入るのを防げればと思います」と話していました。
中小河川の氾濫 HPで分かりやすく
(リンク先に続きあり)
非常に激しい雨「線状降水帯」で数時間降り続くおそれ
2018年6月20日 0時33分
活発な前線の影響で、九州北部で局地的に1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降っています。西日本と東海では20日夕方にかけて非常に激しい雨が降り、特に九州や四国の太平洋側では、同じような場所に数時間、降り続くおそれがあり、気象庁は土砂災害や川の急な増水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、九州付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になっていて、九州北部に発達した雨雲がかかっています。
午前0時までの1時間には、大分県が別府市に設置した雨量計で54ミリの非常に激しい雨を観測したほか、大分県由布市で40ミリの激しい雨が降りました。
前線は次第に北上し、活動がさらに活発になる見込みで西日本と東海では、20日夕方にかけて局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り続くおそれがあります。
特に九州と四国の太平洋側では、発達した雨雲が線状に連なる「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じような場所に数時間、降り続くおそれがあります。
20日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで九州南部と四国、近畿で250ミリ、九州北部で200ミリ、東海で160ミリと予想され、その後、20日夕方から21日夕方までの24時間には九州南部でさらに100ミリから200ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の急な増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
また、18日に発生した大阪府北部を震源とする地震で揺れの強かった地域では、20日の明け方から昼すぎにかけて局地的に雷を伴い1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
20日夕方までの24時間に降る雨の量は、多いところで150ミリと予想されています。地震の揺れで地盤が緩んでいるところでは、少しの雨でも土砂災害が起きるおそれがあり、十分注意が必要です。
大阪 高槻ではビニールシート配布
近畿地方はこれから雨が強まるおそれがあり、18日の地震で震度6弱の揺れを観測した大阪 高槻市では、雨漏りを防ぐためのシートが配布され、早速住宅に取り付けていました。
18日の地震で大阪 高槻市では、住宅の屋根瓦が落ちたり壁に亀裂が入ったりする建物の被害が50件余り確認されていて、市は雨漏りを防ぐためのシートを3000枚用意して住民に配っています。
近畿地方では19日午後から断続的に雨が降っていて、このあとさらに強まると予想され、高槻市芝生町の「総合スポーツセンター」には近くの人が次々と訪れてシートを受け取っていました。
このうち72歳の母親と2人で暮らしているという松浦哲也さん(45)の住宅は、2階建ての建物の外壁に長さ2メートルほどの亀裂が入ったということです。
松浦さんは、はしごを使って20分ほどかけてシートをかぶせひもでくくりつけていました。
松浦さんは「余震も怖いですが、このあとの雨が不安です。応急処置ではありますが、少しでも雨が入るのを防げればと思います」と話していました。
中小河川の氾濫 HPで分かりやすく
(リンク先に続きあり)