風俗店から用心棒代を受け取ったとして、愛知県警捜査4課は28日、山口組系弘道会幹部で、高山組組長の篠田正樹容疑者(45)=名古屋市南区要町2=ら2人を同県暴力団排除条例違反容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、弘道会系暴力団員、六車武士容疑者(34)=同=と共謀し、今年1〜2月、名古屋市中区錦3など栄地区の店舗型風俗店の実質経営者から計200万円を用心棒代として受け取ったとしている。篠田容疑者は「知らないことです」と容疑を否認、六車容疑者は認否を留保している。
捜査関係者によると、用心棒代を渡していた風俗店経営者の男の別の事件の捜査で篠田容疑者の容疑が浮上したという。同課は篠田容疑者が2014年ごろから、計4000万円以上の用心棒代を受け取っていたとみて調べている。
同県暴排条例は名古屋市の栄地区、名古屋駅西地区、同県豊橋市の一部を「特別区域」に指定し、用心棒代を受け取った暴力団側も、支払った店側も1年以下の懲役か50万円以下の罰金を科すと定めている。
毎日新聞 2018年7月28日 17時37分
https://mainichi.jp/articles/20180729/k00/00m/040/014000c