物流の停滞により、管内の小・中学校で給食の食材が納入されず、牛乳が提供できないなどの影響が出ている。
10日から再開した自治体ではメニュー変更を余儀なくされ、各学校で児童・生徒に水筒を持参させるなどの対応を取っている。
音更町内では全18小・中で授業と給食(自校式)を再開したが、牛乳はよつ葉十勝主管工場(音更町新通20)から供給できない旨の連絡が8日にあり、小学校の一部で児童に水筒持参を呼び掛けた。
よつ葉は供給停止の理由を「停電による出庫システムのダウン」と説明したという。
幕別でも、牛乳提供ができずに水筒持参を呼び掛けた。
幕別学校給食センターでは食材が全て納品され通常のメニューを提供できた一方、忠類学校給食センターでは豚肉を調達できず「肉じゃが」を「ジャガイモの甘辛煮」に変更した。
芽室町学校給食センターでは今週、納入可能な食材をもとに別メニューで対応する。
町内業者のパンを週2回に増やし、札幌の業者から納入する麺類は木曜の予定を金曜にずらして配送に余裕を持たせた。
各自治体とも11日以降は牛乳が提供できる見通し。
帯広市学校給食センターは11日から給食を再開するが、一部食材が賄えず、食中毒防止のため、生野菜のサラダなどは炒め物やソテーに変更する。
道教委は6日、食中毒防止のため加熱した料理に変更するように通知している。
また製麺工場が停電による影響を受けたため、麺類はご飯に変更される。(澤村真理子、鈴木裕之、松村智裕、牧内奏)
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9/10(月) 14:36