https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180927/k10011647191000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004
世界貿易量の増加率見通し引き下げ 米中摩擦など対立増で
2018年9月27日 23時36分米中貿易摩擦
アメリカと中国の貿易摩擦をはじめ、貿易をめぐる対立が増えていることから、ＷＴＯ＝世界貿易機関は、ことしの世界のモノの貿易量に関して、増加率の見通しを0.5ポイント引き下げました。
ＷＴＯは、ことし１年間の世界のモノの貿易量に関して、４月の段階では去年に比べて4.4％増加すると見込んでいました。
しかし、27日、これを0.5ポイント引き下げ、3.9％の増加率としました。また、来年の貿易量はこれをさらに下回って、3.7％の増加にとどまるとしています。
見通しを引き下げた理由について、ＷＴＯのアゼベド事務局長は「今回の下方修正は貿易をめぐる緊張の高まりを反映したものだ」とコメントし、激しさを増すアメリカと中国の貿易摩擦など、貿易をめぐる対立が世界的に増えているためだと説明しています。
一方、国際的な貿易ルールを取り扱うＷＴＯをめぐっては、運営の見直しを求めるアメリカが、紛争処理にあたる上級委員会で委員の再任を拒否していることから、機能のまひが懸念されており、日本やＥＵ＝ヨーロッパ連合がアメリカと連携してＷＴＯの改革を進められるかが課題になっています。
世界貿易量の増加率見通し引き下げ 米中摩擦など対立増で
2018年9月27日 23時36分米中貿易摩擦
アメリカと中国の貿易摩擦をはじめ、貿易をめぐる対立が増えていることから、ＷＴＯ＝世界貿易機関は、ことしの世界のモノの貿易量に関して、増加率の見通しを0.5ポイント引き下げました。
ＷＴＯは、ことし１年間の世界のモノの貿易量に関して、４月の段階では去年に比べて4.4％増加すると見込んでいました。
しかし、27日、これを0.5ポイント引き下げ、3.9％の増加率としました。また、来年の貿易量はこれをさらに下回って、3.7％の増加にとどまるとしています。
見通しを引き下げた理由について、ＷＴＯのアゼベド事務局長は「今回の下方修正は貿易をめぐる緊張の高まりを反映したものだ」とコメントし、激しさを増すアメリカと中国の貿易摩擦など、貿易をめぐる対立が世界的に増えているためだと説明しています。
一方、国際的な貿易ルールを取り扱うＷＴＯをめぐっては、運営の見直しを求めるアメリカが、紛争処理にあたる上級委員会で委員の再任を拒否していることから、機能のまひが懸念されており、日本やＥＵ＝ヨーロッパ連合がアメリカと連携してＷＴＯの改革を進められるかが課題になっています。
