ペット用品の開発・販売を手がける「アース・ペット」(本社・東京都港区)が販売する「薬用アース サンスポット猫用」について、使用したあとの猫に「異変」が起きたというツイートやアマゾンレビューが、ネット上で拡散している。
ノミ・マダニ・蚊から猫を守るための動物用医薬部外品で、皮膚に滴下して使う。J-CASTニュース編集部は、猫の異常を訴えているツイッターユーザーに話を聞き、メーカーに見解を確認した。
「薬用アース サンスポット猫用」(アース・ペットのサイトより)
「薬を塗った部分がかぶれ...」
あるツイッターユーザー(仮名:Aさん)が2018年8月27日、「薬用アース サンスポット猫用」を自宅で飼っている猫に使用したところ、5時間以上動き回ったり、呼吸が早まり鼻がぴくぴくしたりするなどの異変が見られたと報告し、注意を呼び掛けた。
Aさんのこの投稿は10月25日ごろに急激に拡散され、31日18時時点で6万8000件超、リツイートされている。リプライ(返信)欄では、同じく商品を使用したというユーザーから、猫に現れた「異変」が続々と報告されている。
J-CASTニュースは猫の異変を訴えた複数のユーザーにコンタクトをとった。朝に使用し、昼に異変に気付いたというBさんは、
「耳がずっとぴこぴこ動く、身体をピクピク動かす、落ち着かない、部屋のあちこちに移動する。薬を塗った部分を執拗に舐めようとする。翌日には薬を塗った部分がかぶれ、赤くなっていました」
と話す。その後、獣医に見せたというBさんは、「シャンプーして薬を流したい、薬だから浸透してしまうので落ち着くのに時間がかかるかもしれない」と医師に言われたという。
また、Cさんは、首元が白く禿げてしまったという黒猫の写真を公開した。商品を使用した次の日には滴下した部分をとても痒がっていたといい、
「日に日に身体が痒いらしく(滴下した箇所が特に痒いようでした)毎日気になって様子を見ていましたら、滴下した部分が少しずつ禿げ始め、1か月過ぎた頃には白く禿げてしまいました」
と話した。
■アース・ペット「健康な成猫であっても副作用は起きる可能性がある」
上記で紹介した例のほかにも、Aさんの投稿には「異変が起きた」というリプライが多く寄せられている。アマゾンレビューでも、「毛が抜けました」「使用後、食欲不振で寝込む」といった書き込みが見られた。
メーカーはこの事態をどう受け止めているのか。J-CASTニュースは10月31日、アース・ペットを取材した。
取材にはマーケティング本部や、研究開発本部の担当者ら5人が応じた。「薬用アース サンスポット猫用」は2001年に発売。その後も改良を繰り返しており、現在販売しているのは2014年に開発したものだという。アマゾンでは現在、「薬用アース サンスポット猫用」(6本入り)が「現在お取り扱いできません」と表示されているが、この理由に関しては、「6本入りは18年春の時点で販売効率の問題で完全に販売終了(廃版)となっており、現在は6本入りと中身は同じであるが3本入りと1本入りのみ販売しているため」と説明した。31日時点で、3本入りと1本入りの商品はアマゾンでの取り扱いが確認できた。
取扱説明書とパッケージには、首筋に2、3滴滴下するパッチテストを行った後、半日程度様子を見て異常がなければ、肩甲骨間の2点の皮膚に半分ずつ滴下するよう記載されている。また、パッケージには書かれていないが、老猫や体調不良の猫などには使用しないよう、6パターンのケースが説明書に書かれている。担当者は、肩甲骨付近への滴下を促しているのは「猫が舐め取りにくい場所だから」と話す。滴下された薬剤は皮脂にのって全身に拡散し、3〜5日で全身に行きわたるという。
以下ソース先で
2018/11/ 2 17:00
J−CASTニュース
https://www.j-cast.com/2018/11/02342807.html?p=all
ノミ・マダニ・蚊から猫を守るための動物用医薬部外品で、皮膚に滴下して使う。J-CASTニュース編集部は、猫の異常を訴えているツイッターユーザーに話を聞き、メーカーに見解を確認した。
「薬用アース サンスポット猫用」(アース・ペットのサイトより)
「薬を塗った部分がかぶれ...」
あるツイッターユーザー(仮名:Aさん)が2018年8月27日、「薬用アース サンスポット猫用」を自宅で飼っている猫に使用したところ、5時間以上動き回ったり、呼吸が早まり鼻がぴくぴくしたりするなどの異変が見られたと報告し、注意を呼び掛けた。
Aさんのこの投稿は10月25日ごろに急激に拡散され、31日18時時点で6万8000件超、リツイートされている。リプライ(返信)欄では、同じく商品を使用したというユーザーから、猫に現れた「異変」が続々と報告されている。
J-CASTニュースは猫の異変を訴えた複数のユーザーにコンタクトをとった。朝に使用し、昼に異変に気付いたというBさんは、
「耳がずっとぴこぴこ動く、身体をピクピク動かす、落ち着かない、部屋のあちこちに移動する。薬を塗った部分を執拗に舐めようとする。翌日には薬を塗った部分がかぶれ、赤くなっていました」
と話す。その後、獣医に見せたというBさんは、「シャンプーして薬を流したい、薬だから浸透してしまうので落ち着くのに時間がかかるかもしれない」と医師に言われたという。
また、Cさんは、首元が白く禿げてしまったという黒猫の写真を公開した。商品を使用した次の日には滴下した部分をとても痒がっていたといい、
「日に日に身体が痒いらしく(滴下した箇所が特に痒いようでした)毎日気になって様子を見ていましたら、滴下した部分が少しずつ禿げ始め、1か月過ぎた頃には白く禿げてしまいました」
と話した。
■アース・ペット「健康な成猫であっても副作用は起きる可能性がある」
上記で紹介した例のほかにも、Aさんの投稿には「異変が起きた」というリプライが多く寄せられている。アマゾンレビューでも、「毛が抜けました」「使用後、食欲不振で寝込む」といった書き込みが見られた。
メーカーはこの事態をどう受け止めているのか。J-CASTニュースは10月31日、アース・ペットを取材した。
取材にはマーケティング本部や、研究開発本部の担当者ら5人が応じた。「薬用アース サンスポット猫用」は2001年に発売。その後も改良を繰り返しており、現在販売しているのは2014年に開発したものだという。アマゾンでは現在、「薬用アース サンスポット猫用」(6本入り)が「現在お取り扱いできません」と表示されているが、この理由に関しては、「6本入りは18年春の時点で販売効率の問題で完全に販売終了(廃版)となっており、現在は6本入りと中身は同じであるが3本入りと1本入りのみ販売しているため」と説明した。31日時点で、3本入りと1本入りの商品はアマゾンでの取り扱いが確認できた。
取扱説明書とパッケージには、首筋に2、3滴滴下するパッチテストを行った後、半日程度様子を見て異常がなければ、肩甲骨間の2点の皮膚に半分ずつ滴下するよう記載されている。また、パッケージには書かれていないが、老猫や体調不良の猫などには使用しないよう、6パターンのケースが説明書に書かれている。担当者は、肩甲骨付近への滴下を促しているのは「猫が舐め取りにくい場所だから」と話す。滴下された薬剤は皮脂にのって全身に拡散し、3〜5日で全身に行きわたるという。
以下ソース先で
2018/11/ 2 17:00
J−CASTニュース
https://www.j-cast.com/2018/11/02342807.html?p=all