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金融大手3社 中間決算いずれも増益 今後には慎重な見方
2018年11月14日 20時50分
大手金融グループ3社のことし4月から9月までの中間決算は、最終的な利益がいずれも増益となりました。ただ、今後の業績については、アメリカと中国の貿易摩擦が深刻化し、世界経済を下押しするリスクが強まっているとして慎重な見方を示しています。
発表によりますと、グループ全体の最終的な利益は、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が前の年の同じ時期に比べて3.8%多い6507億円、三井住友銀行の「SMBCグループ」が12.5%多い4726億円、「みずほフィナンシャルグループ」が13.4%多い3593億円で、いずれも増益となりました。
低金利が長期化し国内の融資では収益が上げにくい中、融資先の経営状況が改善したことや、アジアやヨーロッパの企業向けの融資が増えたことなどが要因です。
しかし、今後の業績については、アメリカと中国の貿易摩擦が深刻化しているとして、3社とも慎重な見方を示しています。
「SMBC」の國部毅社長は「米中の問題は単なる貿易戦争ではなく、両国の覇権争いが背景にあり、長期化は間違いない。世界経済を下押しするリスクであり、動向を見る必要がある」と指摘しました。
また、「みずほ」の坂井辰史社長は「世界的に不透明感が強まっているので、リスク管理を徹底し、より慎重な運営に軸足を置きたい」と話しています。
金融大手3社 中間決算いずれも増益 今後には慎重な見方
2018年11月14日 20時50分
大手金融グループ3社のことし4月から9月までの中間決算は、最終的な利益がいずれも増益となりました。ただ、今後の業績については、アメリカと中国の貿易摩擦が深刻化し、世界経済を下押しするリスクが強まっているとして慎重な見方を示しています。
発表によりますと、グループ全体の最終的な利益は、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」が前の年の同じ時期に比べて3.8%多い6507億円、三井住友銀行の「SMBCグループ」が12.5%多い4726億円、「みずほフィナンシャルグループ」が13.4%多い3593億円で、いずれも増益となりました。
低金利が長期化し国内の融資では収益が上げにくい中、融資先の経営状況が改善したことや、アジアやヨーロッパの企業向けの融資が増えたことなどが要因です。
しかし、今後の業績については、アメリカと中国の貿易摩擦が深刻化しているとして、3社とも慎重な見方を示しています。
「SMBC」の國部毅社長は「米中の問題は単なる貿易戦争ではなく、両国の覇権争いが背景にあり、長期化は間違いない。世界経済を下押しするリスクであり、動向を見る必要がある」と指摘しました。
また、「みずほ」の坂井辰史社長は「世界的に不透明感が強まっているので、リスク管理を徹底し、より慎重な運営に軸足を置きたい」と話しています。