若手杜氏が挑戦 日本酒限定醸造 真庭市北房PR計画、資金募る
真庭市北房地区の天然水と磨き上げた県産米を使い、日本酒を限定醸造するプロジェクトが始まった。
地元の若手杜氏(とうじ)の挑戦を支援するとともに、インターネットのクラウドファンディング(CF)で
資金を募って地域の魅力を広く発信する狙い。純米吟醸と特別純米の生原酒2種を「幻螢(げんけい)」
と命名し、セットで出資者にリターンする。
企画したのは北房まちづくり株式会社(同市下呰部)。昭和の雰囲気を残す呰部商店街再生や農泊の推進に
取り組んでいる。商店街にある落酒造場(同所)5代目杜氏の落昇さん(40)が醸造。不特定多数の人に
関心を持ってもらえるCFに着目し、ホタルの名所である地元らしさと、この時季にしか味わえない酒を
強調する名前にした。
(中略)
今回のプロジェクトで初めて挑む雄町米の純米吟醸も、雑味が出ないよう原料となる米の外側部分を
40%削るぜいたくな造り。特別純米には朝日米を使う。落さんは「雄町米は軟らかく、すぐ割れてしまう。
水温を通常より5度低い8度で精米するなど慎重さが求められるが、ふくよかな米のうま味が味わえるはず」
と期待する。
http://www.sanyonews.jp/article/848532/1/
山陽新聞 2019年01月06日 16時16分