豚コレラ 滋賀と大阪でも確認
＊ソース元にニュース画像あり＊
http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20190206/2000012359.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
愛知県の養豚場で豚コレラの発生が確認された問題で、この養豚場から滋賀県と大阪府に出荷された子ブタも、
豚コレラに感染していたことが分かり、各地の自治体ではブタを処分する作業などを始めています。
このうち滋賀県近江八幡市にある養豚場では、豚コレラへの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場から
先月３１日に６０頭の子ブタを入荷したということです。
滋賀県が、この子ブタの遺伝子検査を行ったところ、豚コレラの陽性反応が出たということです。
このため、滋賀県は養豚場に職員を派遣して、６日午前１０時から、ここで飼育されている
およそ７００頭のブタすべてを処分する作業を行っています。
滋賀県の三日月知事は、６日朝、緊急に開いた対策会議で、
「初動対応が肝心なので職員とともにしっかり取り組みたい。豚コレラは人に感染することはなく、
豚肉を食べても人体に影響はない。必要な情報は正確、迅速に伝えるので
県民の皆さんには冷静な対処をお願いしたい」と話していました。
豚コレラの発生が確認された滋賀県近江八幡市の養豚場の近くに住む７０代の女性は、
「処分されるブタはかわいそうですが、拡大を防ぐためにはしかたがないと思います。養豚場の人たちのことを思うと気の毒です」
と話していました。
また、６６歳の男性は
「この近くではイノシシが出たという話は聞いたことがないので、豚コレラがこれ以上広がらなければいいと思います」
と話していました。
また、大阪府内の養豚場でも豚コレラが確認された愛知県の養豚場から
先月１８日に８０頭の子ブタが入荷されていたことがわかりました。
大阪府の家畜保健衛生所がこの８０頭の子ブタについて遺伝子検査を行ったところ、
数頭で豚コレラの感染が確認されたということです。
大阪府内の養豚場で豚コレラに感染したブタが確認されたのは初めてです。
大阪府によりますと、この養豚場では、５００頭から１０００頭程度のブタが飼育されていて、
これまでのところ、ほかのブタには異常は見られないということですが、
府は国と協議したうえで、感染拡大を防ぐため、この養豚場のすべてのブタの処分を検討するということです。
全大阪養豚農業協同組合の川上幸男組合長は取材に対し、
「それぞれの養豚場が出荷に使う車をそのつど消毒するなどこれまでの対策を徹底していきたい」
と話していました。
川上さんが懸念しているのは風評被害だということで、
「市場に出ている国内産の豚肉はしっかりと検査をされて安全なので、
消費者には誤解のないように安心して食べていただきたい」と話していました。
そのうえで国の対策について
「去年から岐阜で流行していて、国にワクチンを再開してほしいと要望してきた中で、
ついに大阪にも感染が広がり、怒りと悔しさしかありません。ワクチンの再開を一刻も早くお願いしたい」
と述べました。
【豚コレラとは】
豚コレラは、人のコレラとは全く違う病気で、ブタやイノシシがかかります。
人に感染することはありません。
農林水産省によりますと、感染したブタは下痢や高い熱などの症状が出て、多くの場合、数日のうちに死ぬということです。
かつては全国的に発生していましたが、ワクチンの普及などで減少し、一時は、国内での発生は確認されなくなりました。
しかし去年９月、岐阜市で豚コレラが発生し、その後、岐阜県内の飼育施設で感染が相次いでいました。
【専門家「感染は“点から面に”」】
豚コレラに詳しい北海道大学獣医学部の迫田義博教授は、豚コレラの感染が５府県に拡大したことについて
「これまで岐阜県では散発的に発生する“点での感染”のフェーズだったが、
人の手による輸送で広域に感染が広がる“面での感染”に変わったと言えると思う」と指摘しました。
そのうえで、今後、感染拡大を防ぐために感染源となっているおそれがある野生のイノシシの対策が大切だと指摘します。
まず、▽イノシシが養豚場などに入り込まないような柵を設置するなどの対策を徹底するほか、
▽イノシシの狩猟をすることでイノシシが逃げて、通常よりも遠くまで移動してしまうことを避けることなどを指摘しています。
※長すぎて入りきらないので以下はソース元でどうぞ
02/06 11:57
＊ソース元にニュース画像あり＊
http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20190206/2000012359.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
愛知県の養豚場で豚コレラの発生が確認された問題で、この養豚場から滋賀県と大阪府に出荷された子ブタも、
豚コレラに感染していたことが分かり、各地の自治体ではブタを処分する作業などを始めています。
このうち滋賀県近江八幡市にある養豚場では、豚コレラへの感染が確認された愛知県豊田市の養豚場から
先月３１日に６０頭の子ブタを入荷したということです。
滋賀県が、この子ブタの遺伝子検査を行ったところ、豚コレラの陽性反応が出たということです。
このため、滋賀県は養豚場に職員を派遣して、６日午前１０時から、ここで飼育されている
およそ７００頭のブタすべてを処分する作業を行っています。
滋賀県の三日月知事は、６日朝、緊急に開いた対策会議で、
「初動対応が肝心なので職員とともにしっかり取り組みたい。豚コレラは人に感染することはなく、
豚肉を食べても人体に影響はない。必要な情報は正確、迅速に伝えるので
県民の皆さんには冷静な対処をお願いしたい」と話していました。
豚コレラの発生が確認された滋賀県近江八幡市の養豚場の近くに住む７０代の女性は、
「処分されるブタはかわいそうですが、拡大を防ぐためにはしかたがないと思います。養豚場の人たちのことを思うと気の毒です」
と話していました。
また、６６歳の男性は
「この近くではイノシシが出たという話は聞いたことがないので、豚コレラがこれ以上広がらなければいいと思います」
と話していました。
また、大阪府内の養豚場でも豚コレラが確認された愛知県の養豚場から
先月１８日に８０頭の子ブタが入荷されていたことがわかりました。
大阪府の家畜保健衛生所がこの８０頭の子ブタについて遺伝子検査を行ったところ、
数頭で豚コレラの感染が確認されたということです。
大阪府内の養豚場で豚コレラに感染したブタが確認されたのは初めてです。
大阪府によりますと、この養豚場では、５００頭から１０００頭程度のブタが飼育されていて、
これまでのところ、ほかのブタには異常は見られないということですが、
府は国と協議したうえで、感染拡大を防ぐため、この養豚場のすべてのブタの処分を検討するということです。
全大阪養豚農業協同組合の川上幸男組合長は取材に対し、
「それぞれの養豚場が出荷に使う車をそのつど消毒するなどこれまでの対策を徹底していきたい」
と話していました。
川上さんが懸念しているのは風評被害だということで、
「市場に出ている国内産の豚肉はしっかりと検査をされて安全なので、
消費者には誤解のないように安心して食べていただきたい」と話していました。
そのうえで国の対策について
「去年から岐阜で流行していて、国にワクチンを再開してほしいと要望してきた中で、
ついに大阪にも感染が広がり、怒りと悔しさしかありません。ワクチンの再開を一刻も早くお願いしたい」
と述べました。
【豚コレラとは】
豚コレラは、人のコレラとは全く違う病気で、ブタやイノシシがかかります。
人に感染することはありません。
農林水産省によりますと、感染したブタは下痢や高い熱などの症状が出て、多くの場合、数日のうちに死ぬということです。
かつては全国的に発生していましたが、ワクチンの普及などで減少し、一時は、国内での発生は確認されなくなりました。
しかし去年９月、岐阜市で豚コレラが発生し、その後、岐阜県内の飼育施設で感染が相次いでいました。
【専門家「感染は“点から面に”」】
豚コレラに詳しい北海道大学獣医学部の迫田義博教授は、豚コレラの感染が５府県に拡大したことについて
「これまで岐阜県では散発的に発生する“点での感染”のフェーズだったが、
人の手による輸送で広域に感染が広がる“面での感染”に変わったと言えると思う」と指摘しました。
そのうえで、今後、感染拡大を防ぐために感染源となっているおそれがある野生のイノシシの対策が大切だと指摘します。
まず、▽イノシシが養豚場などに入り込まないような柵を設置するなどの対策を徹底するほか、
▽イノシシの狩猟をすることでイノシシが逃げて、通常よりも遠くまで移動してしまうことを避けることなどを指摘しています。
※長すぎて入りきらないので以下はソース元でどうぞ
02/06 11:57
