県立磯城野高校(田原本町)の生徒らが育てた疲労回復効果のある成分が多く含まれたニワトリ「シンデレラバード」の試食会が24日、奈良市のMYP食品作業所で開かれ、参加者は鶏肉の濃厚な味わいを楽しんだ。
シンデレラバードは、県特産の「大和肉鶏(やまとにくどり)」のヒナを特殊な方法で飼育し、疲労回復効果のある「イミダゾールジペプチド」の含有量をブロイラーの約3倍にまで高めたニワトリ。
磯城野高校は、環境に配慮した飼育方法を検討しようと、昨年10月から廃棄された食品を再利用した飼料「エコフィード」でシンデレラバードの飼育を開始。味の違いを検証するため、米、パン、おかずの3種類のエコフィードと通常の飼料の4パターンで飼育を行った。
この日は、タタキにした4種類のむね肉ともも肉を参加者らが飼育方法をふせた状態で試食し、うまみや風味、食感などを5段階で評価。会場からは「風味やうまみが強くておいしい」などと驚きの声が上がっていた。農業科学科2年の山田楓夏(ふうか)さん(17)は「どれも思った以上においしかった。アンケートを検証して飼育方法の改善につなげたい」と話していた。
また、MYP食品作業所の障害福祉サービス事業所で作られた無添加生餃子の試食も合わせて行われた。
2/25(月) 7:55
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