徳島県勝浦町にある恐竜の化石を多く含む地層から、中国・四国地方で初めてとなる肉食恐竜の骨の化石が発見され、徳島県立博物館は日本の恐竜の実態に迫る新たな発見として11日、発表しました。
徳島県勝浦町には、「ボーン・ベッド」と呼ばれる恐竜の化石を数多く含む地層があり、およそ1億3000万年前の白亜紀前期にさかのぼる国内でも最古級のものとされています。
徳島県立博物館は、福井県立恐竜博物館などと協力して、去年11月から12月にかけてこの地層の発掘調査を行い、11日徳島県庁で調査結果を発表しました。
それによりますと、新たに草食恐竜の歯や亀の甲羅など脊椎動物の化石47点を発見し、この中に長さおよそ20センチの恐竜の足の骨の化石が含まれていました。
この恐竜は詳しい種類は分からないものの、体長2メートル前後の小型の肉食恐竜と推定され、徳島県立博物館によりますと肉食恐竜の骨の化石が見つかったのは中国・四国地方で初となり、日本の恐竜の実態に迫る新たな発見だということです。
今回見つかった化石は、4月末からの大型連休や夏休みの期間に、県立博物館で展示する予定にしています。
調査に協力した福井県立恐竜博物館の東洋一特別館長は、「化石の保存状態が非常に良くほかの体の化石も埋まっている可能性が高い。今後、手足や頭の骨が出れば『トクシマザウルス』のような徳島の地名にちなんだ恐竜の名前がつく可能性も十分ある」と話していました。
NHK 03月11日 18時27分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190311/8020004194.html
徳島県勝浦町には、「ボーン・ベッド」と呼ばれる恐竜の化石を数多く含む地層があり、およそ1億3000万年前の白亜紀前期にさかのぼる国内でも最古級のものとされています。
徳島県立博物館は、福井県立恐竜博物館などと協力して、去年11月から12月にかけてこの地層の発掘調査を行い、11日徳島県庁で調査結果を発表しました。
それによりますと、新たに草食恐竜の歯や亀の甲羅など脊椎動物の化石47点を発見し、この中に長さおよそ20センチの恐竜の足の骨の化石が含まれていました。
この恐竜は詳しい種類は分からないものの、体長2メートル前後の小型の肉食恐竜と推定され、徳島県立博物館によりますと肉食恐竜の骨の化石が見つかったのは中国・四国地方で初となり、日本の恐竜の実態に迫る新たな発見だということです。
今回見つかった化石は、4月末からの大型連休や夏休みの期間に、県立博物館で展示する予定にしています。
調査に協力した福井県立恐竜博物館の東洋一特別館長は、「化石の保存状態が非常に良くほかの体の化石も埋まっている可能性が高い。今後、手足や頭の骨が出れば『トクシマザウルス』のような徳島の地名にちなんだ恐竜の名前がつく可能性も十分ある」と話していました。
NHK 03月11日 18時27分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190311/8020004194.html