ニュージーランドのモスクで50人が犠牲となった銃乱射テロ事件です。アーダン首相は会見で、18日にも銃規制強化について議論を始めると述べました。
ニュージーランドのアーダン首相は17日朝、首都ウェリントンのモスクを訪れ黒いスカーフをまとい、犠牲者に花を手向けました。また、イスラム教徒を抱擁するなどして哀悼の意を表しました。
「すでに銃に関する法律を変えると表明していましたが、あすにも内閣で詳細を議論します」(アーダン首相)
アーダン首相は会見で、18日にも内閣で銃規制を強化するための法律改正について議論すると述べました。またアーダン首相は、容疑者のものとみられるメールが事件の9分前に首相府など30以上の宛先に届いていたと明らかにしました。そのうえで、すぐに議会の警備当局に伝えたものの、犯行場所などの詳細は記されていなかったとしています。
「襲撃された2か所目のモスクは、現在も窓ガラスが大きく割れたままとなっています。警察の警戒も続いています」(大平弘毅記者)
クライストチャーチのモスク2か所で起きたテロ事件は死者が50人に増えていて、警察はオーストラリア出身のブレントン・タラント容疑者(28)が単独で行ったとの見方を示しています。
襲撃のあったモスク近くの献花台には日曜日のこの日、時間がたつごとに訪れる人の数は増え続けていて、事件を悼む輪が広がっています。事件で兄弟と友人を亡くした男性が泣き崩れている周りで友人たちが追悼の歌を送り、慰める様子も見られました。(17日16:59)
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