https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190327/k10011862041000.html
沖縄戦没者遺骨の身元特定に DNA鑑定の対象拡大へ
2019年3月27日 5時57分
今も沖縄県に多く残る戦没者の遺骨の身元特定につなげるため、厚生労働省は新年度からDNA鑑定を行う遺骨の対象を広げることを決めました。
沖縄県では18万7000人余りの戦没者の遺骨が見つかっていますが、ほとんどは身元が特定されていません。
厚生労働省は、とくに多く見つかっている沖縄県内10か所の遺骨に限っておととしから集中的に鑑定を行い、300人余りの遺族から提出を受けたDNAとの照合を進めてきましたが、新たに身元を特定できた遺骨はなかったということです。
このため、厚生労働省は来月の新年度からDNA鑑定を行う遺骨の対象を広げることを決めました。
新たに鑑定の対象となるのは、沖縄県が保管しているおよそ700人分の火葬前の遺骨と、県内各地の慰霊塔に保管されている数百人分の遺骨です。
県内で見つかった遺骨のうち、これまでにDNA鑑定で身元が特定できたのはわずか5人にとどまっています。
厚生労働省は戦没者の遺族に対し、照合に必要なDNAの提出について協力を呼びかけています。
沖縄戦没者遺骨の身元特定に DNA鑑定の対象拡大へ
2019年3月27日 5時57分
今も沖縄県に多く残る戦没者の遺骨の身元特定につなげるため、厚生労働省は新年度からDNA鑑定を行う遺骨の対象を広げることを決めました。
沖縄県では18万7000人余りの戦没者の遺骨が見つかっていますが、ほとんどは身元が特定されていません。
厚生労働省は、とくに多く見つかっている沖縄県内10か所の遺骨に限っておととしから集中的に鑑定を行い、300人余りの遺族から提出を受けたDNAとの照合を進めてきましたが、新たに身元を特定できた遺骨はなかったということです。
このため、厚生労働省は来月の新年度からDNA鑑定を行う遺骨の対象を広げることを決めました。
新たに鑑定の対象となるのは、沖縄県が保管しているおよそ700人分の火葬前の遺骨と、県内各地の慰霊塔に保管されている数百人分の遺骨です。
県内で見つかった遺骨のうち、これまでにDNA鑑定で身元が特定できたのはわずか5人にとどまっています。
厚生労働省は戦没者の遺族に対し、照合に必要なDNAの提出について協力を呼びかけています。