都会のど真ん中に珍しいお客です。
札幌の道庁赤れんが庁舎前の池に、大きくて真っ白なダイサギが姿を見せています。
「すごい!きたきたきた!」
雪化粧した池のほとりにたたずんでいるのは、真っ白の羽と黄色いくちばしが目を引く、ダイサギです。
カラスと比べてもその大きさは一目瞭然。
3日ほど前から姿を見せるようになったということですが、実は白いサギは本州や九州に生息していて北海道ではこれまでほとんど見られなかったのだといいます。
「珍しいよ。温暖化のせいじゃないかと専門家は一応分析はしているけれども」(日本野鳥の会札幌支部・足立英治さん)
それがここ数年、田んぼや河川敷を中心に道内でも目撃されるようになり、繁殖しているという情報もあります。
札幌の中心部でも徐々に姿を現すようになり、去年は中央区の中島公園などでも目撃されています。
「今までいなかった鳥が、こんなマチのど真ん中に来るのは、ある種の興奮をおぼえる」(足立英治さん)
ビルに囲まれた中で、ゆうゆうと過ごすダイサギ。
道庁の池は魚などのえさも豊富なことから、都会のオアシスとして、しばらくお気に入りの場所になるかもしれません。
北海道放送(株) 3/27(水) 17:33
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