子ども間の性的問題732件=養護施設など、初の実態調査−厚労省
厚生労働省は26日、2017年度に全国の児童養護施設などで
把握された子ども同士による性的問題が732件あったとの調査結果を公表した。加害者、被害者含め問題の当事者となった子どもは
1371人に上った。初めての実態調査で、同省は問題の背景などを
分析し、予防策の検討を急ぐ方針だ。
養護施設などでは、育った環境や虐待を受けた体験を背景に、
子ども間で性的暴行が起こる可能性があると指摘される。
児童福祉法では、施設職員による暴行は自治体に報告しなければ
ならないが、子ども同士の暴行は義務付けられておらず、
これまで実態把握が進んでいなかった。児童養護施設は
全国に約600施設あり、18年3月末時点で約2万5000人の
子どもが生活している。
調査は今年1月から2月にかけて、児童養護施設や、児童相談所などに
ある一時保護所、里親やファミリーホームなどを対象に、アンケート形式で
実施した。性行為のほか、身体的な接触を伴わない「入浴時に再三裸を
見る」「裸を撮影する」といった事案、具体的な行為や被害内容が
あいまいな事例も対象に含めた。
時事通信社(2019年04月26日16時16分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042600788&g=soc
厚生労働省は26日、2017年度に全国の児童養護施設などで
把握された子ども同士による性的問題が732件あったとの調査結果を公表した。加害者、被害者含め問題の当事者となった子どもは
1371人に上った。初めての実態調査で、同省は問題の背景などを
分析し、予防策の検討を急ぐ方針だ。
養護施設などでは、育った環境や虐待を受けた体験を背景に、
子ども間で性的暴行が起こる可能性があると指摘される。
児童福祉法では、施設職員による暴行は自治体に報告しなければ
ならないが、子ども同士の暴行は義務付けられておらず、
これまで実態把握が進んでいなかった。児童養護施設は
全国に約600施設あり、18年3月末時点で約2万5000人の
子どもが生活している。
調査は今年1月から2月にかけて、児童養護施設や、児童相談所などに
ある一時保護所、里親やファミリーホームなどを対象に、アンケート形式で
実施した。性行為のほか、身体的な接触を伴わない「入浴時に再三裸を
見る」「裸を撮影する」といった事案、具体的な行為や被害内容が
あいまいな事例も対象に含めた。
時事通信社(2019年04月26日16時16分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042600788&g=soc