https://www.bbc.com/japanese/48047655
大流行の「はしか」ワクチン未接種の子どもが世界で1.7億人、日本も37万人=ユニセフ
2019年04月26日
はしかの予防接種を1回も受けたことのない子どもが、2010〜2017年の間に世界で1億6900万人に上ったことが、国連児童基金(ユニセフ)が25日に公表した報告書で明らかになった。はしかの感染を防ぐためには、ワクチンを2回接種することが推奨されている。
ユニセフが公表したデータによると、2010年から2017年の間に1回目の接種を受けなかった日本の子どもは37万4000人だった。英国では同時期、50万人以上の子どもが未接種だった。
英国民医療保険制度、国民保健サービス(NHS)の責任者、サイモン・スティーブンズ氏は、たった1年で同国内のはしかの症例がほぼ4倍になったと警告し、国民に予防接種するよう促していた。
スティーブンズ氏は、ワクチンの拒絶は「公衆衛生上の時限爆弾の増加を意味する」と述べた。
「憂慮すべき事態」
はしかは感染力の強いウイルス性疾患で、肺や脳の感染によって深刻な合併症を引き起こすことがあり、死に至る場合もある。
専門家は、免疫をつけるためには子どもは2回予防接種を受ける必要があると指摘する。
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