シャープは9日、現行の中期経営計画で2020年3月期に連結売上高を3兆2500億円に拡大するとしてきた目標は達成できず、2兆6500億円にとどまる見通しと発表した。本業のもうけを示す営業利益も目標を500億円下回る1千億円となる見込み。台湾・鴻海精密工業の傘下で野心的な目標を掲げてきたが、事実上の達成断念となった。
同時に発表した19年3月期連結決算は、売上高が前期比1.1%減の2兆4千億円、純利益は5.7%増の742億円で、2年ぶりの減収となった。中国でのテレビ販売減速などが響き、営業利益も6.6%減の841億円だった。
2019/5/9 18:00 (JST)5/9 18:01 (JST)updated
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