2019年5月23日12時20分
大容量の電気をためられる日本ガイシの「ナトリウム硫黄(NAS)電池」が、今春、北海道の風力発電所に初めて採用された。昨秋に大規模停電があった北海道では、発電の出力が風に左右される弱点を補う対策がとくに求められる。初採用をきっかけに、日本ガイシは蓄電池の拡販に、はずみをつけたい考えだ。
津軽海峡に面した松前町で4月に運転を始めた「リエネ松前風力発電所」(発電容量4万800キロワット)に、蓄電池容量1万8千キロワットのNAS電池が採用された。
NAS電池は大容量の電気を蓄え、必要時に放電できる日本ガイシ独自の蓄電池。今回は風が強いときに電池に電気をため、風が弱いときに電気を取り出し、一定の電気を送るといった使い方を想定する。
電力は発電量と使用量のバラン…
残り:451文字/全文:768文字
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM5P563WM5POIPE01D.html?iref=sp_new_news_list_n
大容量の電気をためられる日本ガイシの「ナトリウム硫黄(NAS)電池」が、今春、北海道の風力発電所に初めて採用された。昨秋に大規模停電があった北海道では、発電の出力が風に左右される弱点を補う対策がとくに求められる。初採用をきっかけに、日本ガイシは蓄電池の拡販に、はずみをつけたい考えだ。
津軽海峡に面した松前町で4月に運転を始めた「リエネ松前風力発電所」(発電容量4万800キロワット)に、蓄電池容量1万8千キロワットのNAS電池が採用された。
NAS電池は大容量の電気を蓄え、必要時に放電できる日本ガイシ独自の蓄電池。今回は風が強いときに電池に電気をため、風が弱いときに電気を取り出し、一定の電気を送るといった使い方を想定する。
電力は発電量と使用量のバラン…
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