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2019/05/31(金) 07:28:05.35ID:SiWrLGyR9「議員外交まで行き詰まり、深刻な状況だ」
日本を訪問している韓国国会外交統一委員会の議員5人は29日、東京で行われた韓国メディアとの懇談会で、日韓両国間の雰囲気が予想以上に冷え込んでいることを実感したと話した。
尹相現(ユン・サンヒョン)外交統一委員会委員長を始め、兪奇濬(ユ・ギジュン)、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)=以上、野党・自由韓国党=、千正培(チョン・ジョンベ)=野党・民主平和党=、李貞鉉(イ・ジョンヒョン)=無所属=の各議員は28日から1泊2日の日程で議員外交のために日本を訪れた。
しかし、予定されていた日本の衆議院外務委員長との面会は拒絶され、なんとか面会の約束を取り付けた参議院でも当選1回の比例代表選出議員1人が応対しただけだったという。
尹委員長らは訪日する1週間前から駐日韓国大使館を通じて衆議院外務委員長との面会を申し入れ、徴用問題での日韓対立の解消に向けて意見を交換したいとの意向を伝えていたという。
しかし、韓国議員団によると、衆議院外務委員長を務める若宮健嗣議員側は韓国側の連絡を避けているかのように、面会要請に返答せず、明確な理由も示さなかったという。
尹委員長は懇談会で「日韓関係がどれほど悪化しているのか、東京で肌で実感した。「コリア・バッシング(韓国たたき)」が深刻だ」と述べた。
韓国海洋水産部(省に相当)長官を務めた兪奇濬議員は「日本には何度も来ているが、こんな冷遇は初めて」と話した。
一方、31日からシンガポールで開催されるアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせて推進されていた日韓国防相会談は保留になったことが分かった。
来月28−29日に大阪で開催される主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)で日韓首脳会談が行われるかどうかも依然として不透明だ。
このように、日韓の首脳、また両国の国防相間のチャンネルが行き詰まる中、これまで日韓関係が悪化しても続いていた議員外交までもが冷え込んでしまったのだ。
韓国議員団は、参議院の外交防衛委員長とは面会した。しかし、本来は渡辺美樹委員長のほか参議院3−4人が出席する予定だったが、面会には渡辺委員長1人しか現れなかったという。
韓国側は元法務長官や元海洋水産部長官、元セヌリ党院内代表、元セヌリ党代表などそうそうたるメンバーをそろえ、5議員の当選回数は全員合わせて20回に達するにもかかわらず、日本側は比例代表選出の当選1回の参議院議員わずか1人で対応したのだ。
さらに、渡辺委員長は面会の席で、日本政府が韓国大法院(最高裁に相当)の強制徴用賠償判決に関連し、韓国政府に仲裁委員会の開催を要請したことについて
「韓国が仲裁委構成の要求を拒否すれば、来月28−29日に行われるG20大阪サミットで文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相の会談はないだろう」と断言したという。
韓国側議員らは、日韓間に流れる空気が韓国で予想していたよりはるかに冷たく感じたと話した。
尹委員長は「日本に来てみて、韓国で感じていたより両国関係の悪化の度合いが深刻だという点を実感した。
両国政府とも、先に手を差し出して問題を解決しようという意思がない状況だ」と述べた。
尹委員長は「日本は責任内閣制(議院内閣制)を取っているため、(自民党内では)日韓関係改善は見込めないとのムードが支配的」として「日本が望む通りに(韓国政府が)対応しなければ、日韓関係はこれ以上持続するのが困難なムードだ」と話した。
鄭鎮碩議員は「日本の(河野太郎)外相は、韓国が(日韓関係悪化の)深刻さを正確に分かっていないようだと言った」として「それだけ日本側が強硬だというふうに見える」と述べた。
その上で「日本で活動する韓国の企業関係者たちは、米中貿易戦争よりも日韓外交危機の余波、つまり日本による経済報復の方を不安に思っているようだった」と話した。
日韓政府の関係が悪化の一途をたどり、日本にある韓国企業も不利益を被っているというわけだ。
尹委員長は「日本が中国に外務・防衛閣僚協議(2+2)を提案したと聞いている」として「米国と中国が積極的で、さらに日本も積極的になってきており、韓国政府の外交的孤立が一層際立って見える」と指摘した。
キム・ミョンジ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2019052980257