https://www.sakigake.jp/news/article/20190530AK0031/
千葉県銚子市犬吠埼沖で貨物船同士が衝突し、愛媛県今治市の勝丸海運の千勝丸(499トン)
が沈没し2人が死亡、2人が行方不明となった事故で、第3管区海上保安本部(横浜)は30日、
船内から秋田市の機関長(69)を発見し、巡視船へ収容後に死亡を確認した。死者は3人となった。
機関長は勝丸海運の社長(75)の弟。社長の妻は取材に「懸命な捜索をしていただいて、本当にありがたい」
と声を震わせた。行方不明のままの今治市の1等機関士(67)についても「早く見つかってほしい」と語った。
社長も同日午前、銚子海保を通じ「とても心配している。人生でこんな事故に遭ったことはない。
ただ、ただ捜索の結果を見守るだけです」とのコメントを出した。家族や船長(60)は海保の庁舎に連日詰め、
憔悴(しょうすい)した様子という。
秋田市の機関長宅の近くに住む女性(64)によると、機関長は夫婦2人暮らし。家を空けていることが多かったが、
休日などに道で会えば会釈を交わしていたという。「無事を願っていたが、残念なことになってしまった」と声を落とした。
海保によると、29日に船内の捜索を終了したが、周辺の海底を捜していた潜水士が30日午後1時10分ごろ、
船の窓から人の足のようなものに気付いた。その後、海水が満ちた機関長室で機関長を見つけた。
事故は26日午前2時10分ごろ発生。千勝丸は広島県呉市の住宝海運のすみほう丸(499トン)と衝突後に沈没した。
千勝丸船内で26日、静岡市の2等航海士(72)が、28日に鹿児島県指宿市の1等航海士(60)が見つかり、
いずれも死亡が確認された。
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