http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN1TL0N6.html
複数の関係筋によると、ドイツ銀行<DBKGn.DE>はリスクの最も高い資産を今後数年間で最大4分の1削減することを目指している。
同行は収益性の回復に向けて大幅な事業見直しを行っている。
関係筋の1人は、ドイツ銀が数日以内に主要投資家に計画を説明する見込みだと述べた。他の関係筋は、7月に計画が公表されると語った。
ドイツ銀の収入ベースで最大の事業は投資銀行部門で、複雑なデリバティブなどの高リスク資産を保有している。
リスクの高い資産を削減すれば、理論的には、同行は保有する資本を減らし、利益を増やすためにこの資金を他の目的に使うことが可能になる。
関係筋は、ドイツ銀行がリスク加重資産を今後3─5年で20─25%減らす方針だと述べた。
ドイツ銀行の四半期決算によると、同行が保有するこうした資産は第1・四半期末時点で3470億ユーロ(3886億1000万ドル)だった。
25%削減されれば約2600億ユーロになる。
ドイツ銀行はコメントを控えたが、持続可能な収益性の改善に向けて改革を加速する措置に取り組んでいるとした。