暴言や無視「コミュニケーションの一環」 消防司令補パワハラで処分
不破消防組合は1日、部下に暴言を吐くなどのパワハラ行為をしたとして、50代の男性消防司令補を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は6月28日付。同30日付で依願退職した。
同組合によると、消防司令補は今年4〜5月、同じ隊に所属する20代の男性消防士に「死ね」と暴言を吐いたり、背中をたたいたりしたほか、話し掛けられても無視した。
5月22日、消防士が組合の相談窓口に申告したことで発覚。消防司令補は組合の聞き取りに「コミュニケーションの一環で、悪ふざけのつもりだった。本人が嫌がっているとは知らなかった」と話しているという。消防士は同27日から病気療養を理由に休職している。
管理監督責任を問い、消防署長を戒告の懲戒処分とし、消防長を訓告とした。
2019年07月02日 08:49 岐阜新聞