https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190721-00000003-courrier-int
■みんなで宇宙人を探しに行こう?
突然だが、「エリア51」をご存知だろうか。
おそらくUFOファンや陰謀論ファンなら知っているも多いであろう、米ネバダ州南部の米空軍によって管理されている基地の名前である。
正式名称は「グルーム・レイク空軍基地」。
古くから米軍機密である航空機のテストを行っている場所として知られており、現在も最新鋭機の試験飛行を行っていると言われている。
一方で「墜落したUFOを運び込み、宇宙人と共同研究をしている場所」という風説も有名。
実際、過去に多数、近隣エリアでの未確認飛行物体の目撃情報が発信されている。
そういったこともあってか、小説や映画等では格好のネタとして扱われてきており、米国のポップカルチャーのひとつだと言っても過言ではない。
たとえば、ハリウッド映画『インデペンデンス・デイ』や、米テレビドラマ「Xファイル」では、エイリアン研究施設として登場している。
さて、そんなエイリアンに関する様々な風説が渦巻く「エリア51」。
そんな場所に、もしも100万人以上の人々がエイリアンを探そうと急襲したらどうなるか。
今年9月20日の午前3時に集まって「エリア51を急襲しよう」というイベントページが、Facebook上に設立されたのは先月、6月27日のこと。
「ナルト・ラン(漫画『NARUTO』の主人公のような走り方)をすれば、銃弾よりも速く動ける。さぁ、エイリアンを見に行こう」
おそらく、このイベントページをみて、本気でエイリアンを探そうと思った人は極少数だと思われる。
しかし、7月半ばまでに150万人以上が「参加予定」と回答しており、「興味あり」も120万人以上。
つまり、バイラルとなっていて、その数はいまも伸び続けている。
「このイベントの招待は、今までにあった“ジョーク”イベントのように、ツイッターやYouTube上でおもしろ動画を作るような人たちに向けられたもの」
とは米紙「ニューヨーク・タイムズ」。
しかし、
「どういうわけか真剣に捉えている人もいるようで、エリア51の近くにある宿泊施設“リトル・エイリ・イン”には、9月20日の予約の問い合わせが、
通常では考えられないほど相次いでいる」と報じている。
■米軍から正式な警告
また、真剣に捉えているのは一部の人たちだけでなく「アメリカ空軍も」だと報じられている。
というのも、米空軍のスポークスパーソンが、この件に対して、正式な警告声明を出したからだ。
「エリア51は、米空軍がトレーニングを行う場所であり、いかなる部外者も近くことは奨励しない」
「(近づいた者がいれば)防衛する準備はできている」
この声明について、米人気風刺番組「ザ・デイリー・ショー」のホスト、トレバー・ノアは、
「『(エリア51は、怪しい場所ではなく)ただの練習場所だよー』と言いつつ、『でも近づいたら殺すぞ!』と威嚇しているわけでしょ」とコメント。
「Facebookのイベントページに100万人以上の人が「参加予定」をクリックしたということは、当日、現地に現れるのは7人ってことでしょ」と、
“真剣に”声明を出した米空軍を皮肉り、会場の笑いを誘った。
米誌「フォーブス」は、このイベントページがバイラルになった所以として、コメディアンで人気のポッドキャスト司会者でもあるジョー・ローガンの番組をあげている。
イベントページが設立された約1週間前に放送された同番組のゲストは、アメリカの陰謀論者で自称物理学者であるボブ・ラザー。
二人は、ボブ・ラザーが関わったエリア51に関する新しいネットフリックス・ドキュメンタリーについて話していた。
YouTube上にアップされている収録動画の再生回数は600万回を超えており、「このイベントがバイラルになった理由のひとつかもしれない」と報じている。
ジョー・ローガン自身も、ツイッター・アカウント上で、このバイラルについて「ちょっと責任を感じている」とコメントしている。
米「NPR」は、このイベントページの作成者にリーチしたようで「カリフォルニア州在住の20歳の男性」だと報じている。
バルと名乗るその男性は、NPRに「ミームを作るのに面白いアイデアだと思って作っただけ」、
また「午前3時に砂漠を全力疾走する可能性は低い」と語っている。
念のためなのか、エリア51の敷地周辺の立ち入りはもちろん、撮影も一切禁止されており、これを無視して進み憲兵や衛兵に見つかった場合は
不法侵入者として逮捕され、処罰の対象となると、各誌が報じている。
■みんなで宇宙人を探しに行こう?
突然だが、「エリア51」をご存知だろうか。
おそらくUFOファンや陰謀論ファンなら知っているも多いであろう、米ネバダ州南部の米空軍によって管理されている基地の名前である。
正式名称は「グルーム・レイク空軍基地」。
古くから米軍機密である航空機のテストを行っている場所として知られており、現在も最新鋭機の試験飛行を行っていると言われている。
一方で「墜落したUFOを運び込み、宇宙人と共同研究をしている場所」という風説も有名。
実際、過去に多数、近隣エリアでの未確認飛行物体の目撃情報が発信されている。
そういったこともあってか、小説や映画等では格好のネタとして扱われてきており、米国のポップカルチャーのひとつだと言っても過言ではない。
たとえば、ハリウッド映画『インデペンデンス・デイ』や、米テレビドラマ「Xファイル」では、エイリアン研究施設として登場している。
さて、そんなエイリアンに関する様々な風説が渦巻く「エリア51」。
そんな場所に、もしも100万人以上の人々がエイリアンを探そうと急襲したらどうなるか。
今年9月20日の午前3時に集まって「エリア51を急襲しよう」というイベントページが、Facebook上に設立されたのは先月、6月27日のこと。
「ナルト・ラン(漫画『NARUTO』の主人公のような走り方)をすれば、銃弾よりも速く動ける。さぁ、エイリアンを見に行こう」
おそらく、このイベントページをみて、本気でエイリアンを探そうと思った人は極少数だと思われる。
しかし、7月半ばまでに150万人以上が「参加予定」と回答しており、「興味あり」も120万人以上。
つまり、バイラルとなっていて、その数はいまも伸び続けている。
「このイベントの招待は、今までにあった“ジョーク”イベントのように、ツイッターやYouTube上でおもしろ動画を作るような人たちに向けられたもの」
とは米紙「ニューヨーク・タイムズ」。
しかし、
「どういうわけか真剣に捉えている人もいるようで、エリア51の近くにある宿泊施設“リトル・エイリ・イン”には、9月20日の予約の問い合わせが、
通常では考えられないほど相次いでいる」と報じている。
■米軍から正式な警告
また、真剣に捉えているのは一部の人たちだけでなく「アメリカ空軍も」だと報じられている。
というのも、米空軍のスポークスパーソンが、この件に対して、正式な警告声明を出したからだ。
「エリア51は、米空軍がトレーニングを行う場所であり、いかなる部外者も近くことは奨励しない」
「(近づいた者がいれば)防衛する準備はできている」
この声明について、米人気風刺番組「ザ・デイリー・ショー」のホスト、トレバー・ノアは、
「『(エリア51は、怪しい場所ではなく)ただの練習場所だよー』と言いつつ、『でも近づいたら殺すぞ!』と威嚇しているわけでしょ」とコメント。
「Facebookのイベントページに100万人以上の人が「参加予定」をクリックしたということは、当日、現地に現れるのは7人ってことでしょ」と、
“真剣に”声明を出した米空軍を皮肉り、会場の笑いを誘った。
米誌「フォーブス」は、このイベントページがバイラルになった所以として、コメディアンで人気のポッドキャスト司会者でもあるジョー・ローガンの番組をあげている。
イベントページが設立された約1週間前に放送された同番組のゲストは、アメリカの陰謀論者で自称物理学者であるボブ・ラザー。
二人は、ボブ・ラザーが関わったエリア51に関する新しいネットフリックス・ドキュメンタリーについて話していた。
YouTube上にアップされている収録動画の再生回数は600万回を超えており、「このイベントがバイラルになった理由のひとつかもしれない」と報じている。
ジョー・ローガン自身も、ツイッター・アカウント上で、このバイラルについて「ちょっと責任を感じている」とコメントしている。
米「NPR」は、このイベントページの作成者にリーチしたようで「カリフォルニア州在住の20歳の男性」だと報じている。
バルと名乗るその男性は、NPRに「ミームを作るのに面白いアイデアだと思って作っただけ」、
また「午前3時に砂漠を全力疾走する可能性は低い」と語っている。
念のためなのか、エリア51の敷地周辺の立ち入りはもちろん、撮影も一切禁止されており、これを無視して進み憲兵や衛兵に見つかった場合は
不法侵入者として逮捕され、処罰の対象となると、各誌が報じている。