広島県府中市元町のみそ蔵「本家中村屋」が、みそを製氷器に入れて凍らせた「みそ氷」の販売を始めた。ひんやりとした舌触りで手軽に塩分と水分を補給できるとして、熱中症対策に薦めている。
気温の上昇とともに高まる熱中症のリスク低減につながればと考案。約400年の歴史を持つ伝統産業「府中味噌(みそ)」のPRにもなると、中村公一郎社長(72)が約3カ月間味見を繰り返して開発した。
商品は赤と白の合わせみそにリンゴ酢と蜂蜜、すり下ろしたタマネギを混ぜ込んだ。1個あたり150ミリリットルほどの水に溶かせば、さっぱりした味わいのスープのように飲むことができる。中村社長は「溶かすだけなので手軽に飲めて熱中症予防にもなる。朝の一品におすすめです」と話している。
1セット21個入りで2100円。店頭販売のほか、郵送でも購入できる。
毎日新聞2019年7月31日 13時00分(最終更新 7月31日 13時12分)
https://mainichi.jp/articles/20190731/k00/00m/040/129000c